毒見役と料理人という不思議な絆。親友と呼ぶにはあまりに軽々しい。互いに強い信頼関係がなければラストの所業は成し遂げられませんね。
ほんとうに短編ですか?というくらい読みごたえがありました。いい料理のように、味だけでなく、空間の演出や盛り付けまで楽しめる、丁寧に時間をかけて楽しみたくなる、そんな作品です。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(558文字)
天才的な料理人ラウルの元に訪れた、神の舌を持つ男。宮廷料理人となったラウルは数奇な運命に翻弄されることとなります。 天才どうしの奇妙で強固な絆、料理人の矜持が胸を打つ素敵な作品でした! た…続きを読む
5000字程度の短編なのに引き込まれる人間関係が描かれている、希有な短編だと思います。 料理に関しては、仔グリフォンの肉といわれても想像もつかない私なので、こういった架空の料理がメインであった…続きを読む
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