導入直後の

まさに事件現場。主人公が「何かが起きているからスマホを取り出す」という行動。さらにはそこから我に返る描写が現実を現実として認識するタイミングがとても生々しく感じられゾクリとさせられました!

読み手を釘付けにする導入から始まり、一息・・・と思いながら読み進めると改めて明らかになる真実に身が震えることに・・・
情報の出し方が読み手を飽きさせないよう配慮された位置に置かれているため、読み進める上での楽しみはあるのですが、こういう物語の性質上、登場人物全てが怪しく見えてくるという・・・喉の渇きを覚える物語です!

ただの会話でも読み手に緊張感を与えてくれる稀有な作品。みなさんもこの事件の犯人を追いかけてみてはいかがでしょうか!