スペースオペラ風のなろう系として設定周りが丁寧に作られている感じがする。
なろう系としては主人公の豊富な知識について「たまたま知っていた・得意だった」というよりも技術的に習得を容易にすることで納得感が得られやすくなっている。
魔法についても進んだ技術からの見地で作品なりの設定が記述してあるのも好感触。
なろう系として読むならスペースオペラ物は然程ありふれた題材ではないので面白い作品。
ただ、スペースオペラ物としてみると文化面が何故か現代で止まっているのが少し気にかかる。
ただそこは読みやすさを意識しての敢えての現代文化なのかもしれない。
その辺りのバランスの難しさについて考えさせられる作品。
1巻買いました。
作家のモチベーションとして、読者からの応援や現実的な利益、携わる関係者からの好意など色々あると思います。
Webと違って、書籍の発刊にはまた様々な条件が絡むだろう事も。
マイナスな条件が揃ってしまい、ヤサグレた考えになってしまった事も理解できます。
しかし、作品をこの世に産み出したことで、ルディ達が生き活躍する様を私を含めた読者に伝える事が出来るのは、その作家たるあなたしかいないのです。
ルディの目標は壮大で果てしない。
伝道師たるあなたが、生きている間に伝えきれるかどうかすら判らない。
だからこそ、私は、私達は知りたいのです。
作品の打ち切りなどと悲しい事は考えないで下さい。
これからも、ルディ達の生き様を読ませて下さい。
2巻以降も、楽しみにお待ちします。