第一章 登場人物紹介&裏話 (第一章のネタバレを含みます)
国:ヴァニタス王国
舞台:インヴィディア公爵領辺境都市ジュラス
【設定】
堅牢な防壁に囲まれたインヴィディア公爵領の端にある都市。
一見平和に見えるが、東西南北のそれぞれの区画に裏組織が蔓延り、小競り合いや抗争が絶えない町である。そのため、市民は小競り合いに慣れてしまっている。
1時間ほど離れた場所に、50年ほど前に閉鎖された廃鉱山がある。
代官はアクダイ・カァーン。
<ジュラスの裏組織>
東:【
西:【
南:【
北:【
◆その他用語集
・『
・
・
・家妖精・・・ブラウニーとシルキーの種族。希少な長命種。平均寿命は800歳。750歳くらいから徐々に年老いていく。家事に特化しており、数人の家妖精で城の維持ができるとも言われている。家妖精を雇うのが王侯貴族の
・四大美形種族・・・吸血鬼、淫魔、エルフ、
◆登場人物紹介
■ルシファ
魔王を目指す40代くらいの黒髪、眼光の鋭い黄金眼の男。身長は180を軽く超える。もともとは犯罪組織や盗賊団を転々とし、攫った人間で人体実験をする
悩みは誰も『魔王様』と呼んでくれないこと。
■エリザベート
長い深紅の髪。鮮血のような灼眼。褐色肌の妖艶で冷酷な顔立ちの美女。巨乳。年齢は20歳らしい。種族は
一番好きなものはボス。二番目に好きなのはボスの血。三番目に好きなものは美味しいもの。
ルシファのことは『ボス』と呼ぶ。
■リリスエル
ボブカットの薄桃色の髪。妖しい紫紺の瞳。新雪のような肌の優しく小悪魔チックな顔立ちの美女。巨乳。年齢は20歳らしい。種族は
一番好きなものはボス。二番目に好きなのはボスの精。三番目に好きなものは美味しいもの。
ルシファのことは『ボス』と呼ぶ。
■レヴィア・インヴィディア
ジェロシーア・インヴィディア公爵の娘。短い紺色の髪。眼光の鋭い蒼眼。男勝りなカリスマを感じさせる麗人。巨乳(着やせするタイプ)。軍服のようなパンツスタイルを好む。年齢は現在19歳。王立イリテュム魔法学園の学生。名前の由来はインヴィディア家の始祖の真名レヴィアタン。二つ名は、冷酷なまで狡猾な策を張り巡らすことから『
ちなみに、好きなものはジャーキー。
ルシファのことは『ルシファ』もしくは『貴様』と呼ぶ。
■ブラウニー・ベル
栗色の髪をポニーテール。翠の瞳。可愛らしい顔立ちの快活な少女。胸は普通。今年19歳。種族は家妖精。家事の中では掃除や洗濯が一番得意。実家の小料理屋『家妖精の鐘』の看板娘。母はシルキー。父ティンカーは物心つく前に事故死している。【
好きなものは、母の料理と掃除と恋バナ。愛読書は女性が快楽堕ちする過激な作品。
ルシファのことは『おじ様』→『ご主人様』と呼ぶ。
■シルキー・ベル
ブルネット色の髪をハーフアップ。灰色の瞳。ポワポワした天然でマイペースな雰囲気のおっとり系美女。巨乳の未亡人。種族は家妖精。家事の中では料理が一番得意。小料理屋『家妖精の鐘』を営む女将。幼馴染のティンカーと結婚し、ブラウニーを授かるが、すぐに夫と死別。同じく幼馴染のピーター・ルホルバンに支えられ、娘を育てあげる。【
好きなものは、娘と料理。
ルシファのことは『ルシファさん』→『旦那様』と呼ぶ。
■ピーター・ルホルバン
30代後半くらいの気怠そうな雰囲気の狡猾な顔立ちの男。痩身。表向きは『レプラコン商会』の商会長。裏は【
好きなものは、シルキーとブラウニー親子、そして彼女たちの料理。
ルシファのことは『旦那』→『大将』と呼ぶ。
■シタッパァとサンシィタ
【
■ギーラ
インヴィディア公爵家に仕える渋いイケオジの騎士。レヴィアの副官。レヴィアのことを『姫』と呼び、よく彼女の幼いころの話を持ち出して揶揄っている。
■アクダイ・カァーン
小太り、禿頭の中年男。辺境都市ジュラスの代官。ブラウニー誘拐を企てた黒幕。ジュラス中の若い女性を調べさせ、気に入った女性をオモチャにしていた極悪人。『
どこがとは言わないが、幼児並みに小さい。ドングリ。
■フリーム
2メートル半を超える巨躯の男。元Bランク冒険者。降格処分でDランクに落ちていたが、一般人であるルシファに手をあげたことや数々の素行の悪さにより5年間の資格停止処分に。【
■ティンプレとオッキマーリ
フリームの腰巾着。冒険者。エリザとリリスに倒された。
<以下、作者の裏話>
主要人物以外は、名前を考えるのが面倒でわかりやすい名前にしました!(ふざけたとも言う)
主人公ルシファの由来は、作中でもありましたが、魔王ルシファーから。
エリザベートは、吸血鬼伝説のモデルでもあるバートリー・エルジェーベトから。エリザベートという表記もあるので。
リリスエルは聖書にも登場する淫魔リリスから。エリザに合わせて愛称をリリスにしたかったので、ガブリエル、ミカエルのような天使の名前によくある『エル』というのを付け加えました。
実は、もともとエリザとリリスのキャラは、漆黒の獅子と純白の獅子の獣人姉妹の予定でした。
家妖精を登場させたかったので、そのまま家の妖精で有名なシルキーとブラウニーという名前をつけました。
妖精繋がりで亡き夫&父をティンカー・ベル。それからピーターパンよりピーター。レプラコンやルホルバン、スプリガンも妖精繋がり。
ちなみに、小料理屋『家妖精の鐘』の名づけ親はティンカー。『
レヴィアの由来は……必要ないですね。作中にも書きましたし。
第一章をもう一度読み返していただくと、チラホラ伏線(?)があったことがわかると思います。
『第10話 騎士と和解』で料理を見せつけるだけで食べさせないのは拷問だというルシファのセリフにブラウニーが照れたり、
(参照:『第10話』)
https://kakuyomu.jp/works/16816927860522450152/episodes/16817139557425795486
『第15話 狙われた少女』や『第17話 抗争と蹂躙』にてシルキーが取られるという発言だったり、
(参照:『第15話』)
https://kakuyomu.jp/works/16816927860522450152/episodes/16817139557508723484
(参照:『第17話』)
https://kakuyomu.jp/works/16816927860522450152/episodes/16817139557508756667
『第13話 報酬』にてシルキーを配下にするためには娶る方法もあると心の中で思っていたり・・・
(参照:『第13話』)
https://kakuyomu.jp/works/16816927860522450152/episodes/16817139557508701699
結局、ピーターの恋は成就しませんでした。
ピーター、ごめん。君はそういうポジションのキャラなんだ。いちおう、いろいろと考えているから。
多くの読者様が代官カァーンが黒幕だと思っていたことでしょう。しかし、『第8話 盗賊掃討作戦』の時点で正体を自白していたのはお気づきでしたか?
報告には誘拐されたのは街の女性としか言っていないのに、カァーンは『小料理屋の娘』と言っています。犯人しか知らない事実なんですよねぇ。確認してみてください!
(参照:『第8話』)
https://kakuyomu.jp/works/16816927860522450152/episodes/16817139557384196151
『第一章 辺境都市の英雄 編』は無事に完結しました。
次回から『第二章』の予定ですが・・・まだ全部書き終わっていません!
第一節は終わっているんですけどね。
一章約10万文字という目安が遠い遠い。
なので、フォローや★の評価をしてお待ちください。お願いします!
では『第二章 聖女の恩人 編』へ続く。
理想の魔王となるために ~オレは『英雄』ではなく唯我独尊な『魔王』であるぞ!~ ブリル・バーナード @Crohn
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