現世で川に落ち、溺れて亡くなってしまった主人公の女の子。
そして目が覚めた時、彼女は異世界の貴族の令嬢に転生していました。
しかしこのお話、転生ものの定番、チート能力で無双するわけではありません。
貴族の娘エリシアに生まれ変わったはいいですけど、彼女は家族から邪険にされ、肩身の狭い生活を送っているのです。
溺れて亡くなっただけでなく、転生した後も不幸な目にあうなんて可哀想。
しかし、そんなエリシアにも生きる楽しみがあるのです。
それはこの国の王子様、レイシェルト様を推すこと! 超絶イケメン王子様を一目見た瞬間、エリシアに衝撃が走り、彼を推す推し活をすることを心に誓ったのです!
このエリシアの推し活ぶりがすごいのなんの。
レイシェルト様は神様かと思うくらい尊い存在として崇拝していて、地の文で書かれる彼女の心の声はパワーが溢れていました。
そしてレイシェルト様のエリシアに対するファンサも凄まじい。
エリシアをぞんざいに扱う家族に渇を入れ、エリシアに甘い言葉を囁く姿に、もうキュンキュンが止まりません!
糖度抜群の異世界推し活物語。読んでエリシアの推し活を、応援してあげてください。
これはね、死にますよ。
最推しからこんな過剰なファンサは死にますって。
だいたいファンサなんて通常は、目を合わせてくれるとか、手を振ってくれるとか、この辺りなんですよ。肉体的な接触(握手、ハグ)になりますと、有料コースのエクストラステージなんですよ。
な の に !
最推しがね、本ヒロインのエリシアにグイグイくるんですよ!推しの方からやってくる!!!
何!?
前世でどれだけの徳を積んだの!?
いいえ、むしろ逆なんですよ、エリシアの場合は。むしろね、前世では散々だったわけです。それがあなた、不幸な事故でお亡くなりになってね、それで目を覚ましたらこれですから。
もう読み進めるたびにですよ。最推しであるレイシェルト様のグイグイぶりがね、もう容赦なくて。こりゃあ読者の息の根を止めに来てんな、と。エリシアも押し寄せるファンサに息も絶え絶えですから。
ですが、もちろんこのお話の面白いところは最推しが素敵だとか、ファンサがえぐいとか、それだけではないわけです。邪悪の娘と蔑まれているエリシアをね、レイシェルト様がばしーっと助けてくれるシーンなんかはね、もう「よっしゃよく言ったレイシェルト様!もういっちょ!」ってなもんでコメント欄も大盛り上がりですよ。そういうね、ザマァ要素というんですかね、いまだと。そういうのもあるわけです。
基本甘々、時にハラハラ、そしてスカッとするラブストーリーです。完結しておりますので、一気にどうぞ!
推し活に励みながらも、家族とうまくいかず、さらには事故によって命を落としてしまった女子高校生、絵理。
そんな彼女は、異世界の公爵家に、聖女が生まれるという予言の下、生まれ変わります。
なのに、現在の彼女エリシアは、邪悪の娘と呼ばれ、家族からも忌み嫌われています。
その理由は、邪神の色とされる黒髪と黒い瞳を持って産まれてきたから。
前世でも今世でも家族とうまくいかずに蔑まれるエリシア。彼女に幸せが訪れることはないのでしょうか。
いいえ、ありました。
エリシアの幸せの源は、その国の王太子、レイシェルト様。一目見た瞬間、その虜となったのです。
と言ってもエリシアの思いは、恋人になりたいとかではありません。推したいのです。レイシェルト様の尊さを、推して推して推しまくりたいのです。
この世界に推し活なんて言葉も文化もありませんが、それなら自分が第一人者になればいい。
そうして推し活を続けていたご褒美でしょうか。どんな運命のいたずらか、レイシェルト様本人と出会うという幸せが舞い込んできたのです。
そうして出会ったレイシェルト様とのやり取りが、もうすっごく甘くて尊い!
推しのいる方なら誰しも一度は、推し様にこんなことされたらなんて妄想をすることがあると思いますが、まさにそれ。とんでもないファンサです!
尊すぎて無理ってなるくらいの極上のファンサに、はたしてエリシアの心臓はもつのでしょうか。
現世で『推し活』をしていた主人公エリが、異世界に転生しても『推し』に出会い、推し活をするお話です。
いやねぇ、もう推しターゲットの王子様がキラキラで、その尊さが文章から滲み出ていて、そしてタイトルでも分かるように溺愛なんですよ。
もう、話が進んでいくたびに鼻血が噴射されそうになるキラキラ具合です。
「いやぁぁぁ!!! 尊すぎるぅぅぅ!!!」
って叫んで倒れたくなりますね。いや、これ本当です。
主人公エリ(エリシア)は『邪悪の娘』として異世界に生まれてしまうので、困難も付きまとうのですが、推しの為なら何でも頑張っちゃいます。
推しが居るって、心に潤いを与えますよね。生き甲斐ですよ、もう。
この溺愛にずっと溺れていたい。そんな事を思ってしまうわたくしでした。
キラキラした溺愛に溺れたい方、是非ご一読下さい!!