あとがき
皆様はじめまして、ざらめ屋敷の鈴猫です。あとがきを書くのは初めての為、少し緊張しています。
実はあとがきを書くのって憧れていたんですよね。自分の作品の書籍化は誰もが憧れると思いますが、その中でもあとがきを書くことに私は憧れをいだいています。最近はあとがきを先に読む人も多いらしいですが、私は作品を読んでからあとがきを読む派です。
あとがきって良いですよね。作者の個性が出るというか、先生の作家としての面と別の面が見え隠れするあとがきが好きなのです。
さて本作イル・ディーヴですが、はい、メタ構造作品です。元々は「パスカルの賭け」をテーマに書いていた本作ですが、途中で世界観的にイベント起こすのムズい...となり筆を折りかけました。そのため主人公及び作者の哲学が一転二転しています。ごめんなさい。
最終的にざらめ屋敷に迎え入れる形式で終わった本作ですが、待てざらめ屋敷とは何ぞや?というのが普通の反応だと思います。
ざっくり言えば別作品でたまーに言及されておりますが、言わば私自身の作品に対する哲学を擬人化した空間と言うのでしょうか。何いってんだこいつと思った方、大丈夫です。私も同じ気持ちです。
しかしまぁご安心を後日、ざらめ屋敷に関わる作品を投稿予定ですので、そこで物語形式で細かく解説していく予定です。
正直結構反省点が多いですが、同時に反省点が明確になったので作者的には良い作品でした。これからはシリーズ内で完結する様に執筆させていただきます(クロスオーバー好きすぎて拗らせすぎてるんですよね)。
それでは本作以降の作品もどうぞよろしくお願い致します。
あと気づいていない方が多かったのでここで一つ。別作品として「焼け焦げた手記」という作品がありますが、一応本作の後日談となっております。
そして本作で問いたかった哲学的な問い掛けを書いた一話完結作品です。もし良ければそちらもどうぞ。
※以下、元ネタについて
『タリタ・クミ、少女よ、さあ、起きなさい』はマルコによる福音書第7章34節より、
『エパタ、開けよ』は同じくマルコによる福音書第5章41節よりの引用となっています。
『1969年7月20日20時17分』はアポロ11号が月面に到着した日時です。
「地球は青いヴェールをまとった花嫁のようだった」と「しかし、どこを見回しても神はいなかった」は人類史上で初めて有人宇宙飛行を成し遂げたあるパイロットの言葉とされています。
イル・ディーヴ 城島まひる @ubb1756
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