死と忘却と孤独。矛盾と不条理の世界。

生きていることで感じるどうすることもできない孤独。人はいつか死んでしまう。誰からも忘れられてしまう。その孤独が読み進めるうちに滲んできて、自分の心に入ってきた。
世界と人はいつだって正しくないとわかっていても変わらないし、変われない。
そういう人の世の不条理をいつの間にか自分で納得させながら生きてる中で納得することに抗う2人。
この作品に登場する2人は間違ってる。でも間違ってたら何?って気にもさせる。心が揺さぶられました。

その他のおすすめレビュー

望月俊太郎さんの他のおすすめレビュー135