実にピーキーな主人公、その復讐の旅路の果てに。

「出来て当たり前の血統」の中に生まれた黒一点な主人公。
やっとの思いで辿り着いた新たな故郷での悲劇、そして始まる復讐の旅路。
しかしこの世の地獄ともいうべき艱難辛苦と、立ちふさがる生命体として格が違う巨大な存在たち・・・

読んでて「これ無理ゲーじゃね?」としか思えなかった序盤でしたが、復讐心を抱きつつ、決して生を諦めぬ主人公:理玖の生き様には引き込まれました。

そして志を貫き、成し遂げた理玖の変化も魅力がある。
「復讐」は鉄板ネタと言っていいでしょうけど、その終えた先に新たな道が無いと実につまらないと思います。
本作はその点、上手く描かれてるなと当方は感じました( ˘ω˘ )

そして超越者ともいうべき存在に対しての理玖の回答も個性的で面白い!


以上、拙いレビューではありますが、興味を持たれた方はお読み頂ければ(^人^)

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