美術品のような一品

最初に本作を読んだとき、わたしは内容を理解できず混乱した。
私は頭の固い人間なので、1周目に読んだときは、読解力のない私には難し過ぎる作品なのだと思った。
しかし、2周目、言葉の響きや、言葉から想起される情景に着目すると、本作の印象はガラリと変わった。
本作は、絵画や彫刻のように、理解するのではなく、感じとる作品だったのだ。
本作をそう捉えてからというもの、本作を何度も鑑賞したくなった（読みたくなった）。
美術品のような一品であり、感受性の強い方には、是非一度ご観賞頂きたい。