300年間の戦争がもたらした世界の歪み

海外のSF映画を見ているような、終始ハイテンションな台詞回しと怒涛の展開でした。
文字でSF作品をやろうとすると、設定の長ーーーい文字の羅列を僕は読者さんに飲ませがちなんですよね。
永遠の悩みが消えそうです。
バレル、シャロ、雫のキャラクターは、300年間も戦争中のシリアスな世界で、愉快に戦ってくれます。
ディストピアやポストアポカリプスだけでお腹いっぱいなるSF作品も良いですが、なんかキャラクター等身大の希望を持てるSF作品も惚れますね。
SF作品の正解か不正解か、それは読者が楽しめれば良いんじゃないか、と今の僕は思います。

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