なぜか伝わる、やさしい想いとむつまじさ

世界観がとんでもない作品です。
内容としては、夫婦の何気ない日常という感じなのですが……もう、飛び交うワードがすごいんですね……
いっそ、シュールレアリスムが暴走したすえの世紀末かというような感じで……
言葉のチョイスが芸術的です。

しかし、こちらの作品の魅力はそれだけではありません。シュールなだけじゃないんですね。
私たちの住む現実を軽々と超越しながらも、夫婦それぞれの相手への想いや、むつまじさを感じます。好きな人といっしょに過ごす楽しさや安心感というのでしょうか。

普通じゃない作品ですが、いちばん身近な宝物を描いた作品だと思います。

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