概要
国を沈めてでも、神を殺してでも、その手を離せなかった。ただそれだけ。
未榻甜珪(みとう・てんけい)は、宮廷書庫室に勤務する新米官吏である。
ただしただの新米官吏ではない。『仕官して半年で宮廷書庫室の存在意義を変えた』と言わしめる、大変優秀な官吏である。
ただ、宮廷での彼は、もっと他のことで名を馳せる存在であった。
『当代龍虎』『琥珀菊花』
相方・玲鈴(れいりん)とともにそう讃えられる甜珪は、『玻麗屈指』と冠がつく、当代きっての最強退魔師という『副業』を持っていた。
そんな甜珪の元に持ち込まれる案件は、どれも一筋縄ではいかない代物ばかりだが……
「……俺はどこかの組織に属しているわけでもなければ、退魔師としてあることを強要されなければならない立場でもない。よって俺が解決しなければならん理由にはならない。というか俺がしゃしゃり出るといらん波風が立つ」
ただしただの新米官吏ではない。『仕官して半年で宮廷書庫室の存在意義を変えた』と言わしめる、大変優秀な官吏である。
ただ、宮廷での彼は、もっと他のことで名を馳せる存在であった。
『当代龍虎』『琥珀菊花』
相方・玲鈴(れいりん)とともにそう讃えられる甜珪は、『玻麗屈指』と冠がつく、当代きっての最強退魔師という『副業』を持っていた。
そんな甜珪の元に持ち込まれる案件は、どれも一筋縄ではいかない代物ばかりだが……
「……俺はどこかの組織に属しているわけでもなければ、退魔師としてあることを強要されなければならない立場でもない。よって俺が解決しなければならん理由にはならない。というか俺がしゃしゃり出るといらん波風が立つ」
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