一人称で書かれる物語は、世界観が単純で飽きが来るが、この物語は多様な世界観と長い時間軸を飽きさせずに読めることが素晴らしい。
エルフやハイエルフに転生して異世界でお手軽に活躍する物語は数々あれどこれだけ地に足のついた物語はほとんど無い。長寿種であるハイエルフの人生を見事に描いた傑作。
心穏やかに読み進められるお話。年代記を1人の主人公の視点で語るというのはとても面白い発想。
転生ハイエルフが棲む森を出て、様々な出会いと別れをしながら旅をする話です。一期一会という言葉をとても感じる作品です。
題名を見た時は今時の転成ものかと思ったけれど、少し違うくて時間の流れを感じる事が出来る素晴らしい作品です。この小説に出会えて良かったと思える作品です。
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