心穏やかに読み進められるお話。年代記を1人の主人公の視点で語るというのはとても面白い発想。
千年の時を生きるハイエルフに転生した主人公は、どうやら他のエルフとは価値観が違うようで…。美しくも退屈な深い森を抜け、未知なる世界に足を踏み出した主人公の千年を描く。この物語の主人公は、優しく…続きを読む
ハイエルフと他種族の間の、時間感覚や世界観の違いを、こうも見事に描いた作品は初めてです。主人公のように人生をたっぷり楽しみながら生きれたら、1000年もの寿命があっても退屈することなんて無いですよ…続きを読む
一人称で書かれる物語は、世界観が単純で飽きが来るが、この物語は多様な世界観と長い時間軸を飽きさせずに読めることが素晴らしい。
詩的な表現でおしゃれ時間の流れが人間と違うハイエルフからの視点で人の営みを眺める新しい感覚。出会いと別れが何度も繰り返すことで短編集的なリズム感もありつつ、繋がりも感じられる不思議な距離感が心地…続きを読む
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