学芸員は殺されない。
南海
第1話 博物館からの持ち出し行為は禁止となっております。
つい先程のことです、国立民族博物館前でいつも通りぶらぶらしていると。
ここからなにか、確実になにかを盗られた。
そう感じたのは特に理由はないが今日はなんとなくそう感じた、暑さのせいでしょうか。
根拠はないし、防犯カメラにも写っていない、するとと考えうる可能性は、、、
「失礼ですがお客さま、お荷物の確認をさせていただいてもよろしいでしょうか?」
「・・・」
このセリフを言っただけで普通の「泥棒」相手なら簡単にすくみ上がるものですが、今日の相手は少々落ち着いていたような気がします。
「・・・?」
なるほど、往生際が悪い、、上司でも呼ぶか、と思っていたときありえないことが起こった、目の前にいる女が自分の体をすり抜けたのです。
その現象を理解する暇もなく、強烈な睡魔に襲われ床に転がされることになりました。
「で、いま医務室のベッドで横になっている訳だね、学芸員見ならないの志村建都君。 さて、まずなんで君がそんな警察まがいの事ができたのか聞かせてもらおうか。」
「・・・はい、でも斎藤先生確かにその女性はなにか盗んだような気がするんですよ。本当ですよ、信じてください。」
上司である斎藤義政がいぶかしげに僕を見た、
学芸員は殺されない。 南海 @teru0818
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。学芸員は殺されない。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます