中盤の、雪と霧の白が幻想的に頭の中に再現されます。その表現の美しさの積み重なりがしっかりとある事で、終盤の展開がグッと引き締まり、作者の狙い通りの感想を我々に抱かせます。良い作品です。素晴らしい。
頭の中の妄想に色をつけて、設定を練り込んで、人格をこしらえて、喋らせて。設定は表面に出したり隠したり。 私にとって、文章を綴るというのはそのような感じです。…
明かりが火から電気へと代わって闇が少なくなった現代では、夜でも明るいため幽霊や妖怪などの居場所が少ないように思えます。昔から語り継がれてきた話は現実味がなくて……と思うかもしれませんが、ちゃんと…続きを読む
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