冬の曇天の事件も夏の日盛りの残酷も。小説だから、言えることがある。

人生には、いろいろな日がある。
曇天から雪が落ちる日も。
焼けつくような夏の晴天も。

それぞれのシーズンに物語があり、
切なく美しい情景や凄愴な言葉がおさめられています。
あやうく、乱雑なほうへ流れていきそうな素材を
書き手の冷徹さが見事にまとめました。

佳品です。
もっと読まれていいと感じる佳品です。

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