第6話小学六年生
凄く冷たい人間になったと思う。友達は大切にしている。だって、楽しい。
この頃から、私は人の笑顔が大好きになった。
笑う事を忘れた私には、眩しすぎる。
今も昔も適度な距離がないと、疲れる。
1人毎日一緒に図書館に行く友達が増えた。
何かを話す訳でもなく、黙々と本を読む。
私は満たされる。
どう説明すればいいか、分からないが。
日本語は、綺麗だと思う。
平仮名、漢字、カタカナ
この3つを上手く使い分けて、日本語を組み立てる作家さんが好き。近代文学の深い所までは、みんなと違うと思うが、人間らしく表現が音楽を奏でているようで、好きな作家さんは何回も読んだ。
小学六年生にしては、変わっていたと思う。
今とは真逆で計算をしながら人と付き合っていた。
いつも笑顔をベースに。
私は可哀想とか、苦労しているとか言う言葉が嫌い
自分で選んだ人生。
親に対して思うことはもう無くなったから。
弟だけを大切にする母。
どうぞどうぞ
私は孤独では無かった。
周りには人がいて。
でもね、愛人の子が私たち兄弟の影の名前。
私は嫌になった。
だけど、恋に溺れている親はネグレクトで。
自分でご飯、洗濯していた。
朝の五時には起きて、身だしなみ。
洗濯。
何の為に生きているとかも考えた。
だけど
友達も大好きで
本の内容も大切だけど
文字が音楽を奏でるように書く作家さんも好きで。
宮沢賢治さんの話や、三島由紀夫さんや、芥川龍之介さんや、太宰治さんや、長野まゆみさんが、好きでした。心に響く日本語。
長野まゆみさんは、高校生の頃に出会いました。
私は漫画も読むし、小説も雑食。
疲れたときは、国語辞典を読みます。
今でも
日本語は、こんなにも美しいのにどうして卑しい人間はこんなにも卑しいんだろうと。
親に感謝の気持ちなんて、なくて。
早く家を出たい。
これしか無かった
カラカラに乾いた自尊心は
自分が成長して作るもの
今は
ポロポロ崩れる砂で出来た人形。
友人が優しさの雨を降らしてくれる。
傷ついているのか、恨んでいたのか
あのころの私に聞かないと分からない
日本語が好きな理由
幸福の水
蒼、青、碧、藍、
他にも出ますが、青の漢字達によって意味が違う
辞書を捲りながら、短い詩を書くのが大好きな小学生でした。
小学六年生まで生きていけて良かった。
この一言
友達が助けてくれて
友達の飼い猫に癒され
お腹が空いても、塩むすびを食べたらいい
給食ありがとう
本の音楽鑑賞も助けられた
1冊1冊によってリズムがあり、楽しませてくれたり
泣けない私の涙腺から心のトゲを流す涙を流させてくれる
親からは、産まなければ良かった
これが、我が家の挨拶
弟は、習い事をして
私はゆっくり
ガタガタと
マイペースに
家を捨て始める
私の人生に、貴女達親子は要らない
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