第2話宗教戦争
親が同じ宗教で揉め始めた。意味が分からない。
まだ、保育園の年齢だけど行ってない。
毎日夜中に怒鳴り声。
皿が、コップが割れる音。
母の悲鳴。
母が包丁をとうとう取り出した。
私は何故かワクワクしていた。
鬼婆が消えるような気がして。
父に対しては、優しい気持ちがあるけど酒乱だったから、お酒は怖いなと。
父は、酒瓶を鬼婆に向かって投げ思いっきりお腹を投げ、鬼婆は倒れた。
宗教ってなんだろう?
人を幸せにするはずのものが、人を暴走させ、ただ単にこだわっているようにしか見えない。
こんな木の箱が幸せにしてくれるの?
全く思わない。
心が満たされている人間が、保育園の子供を置いて行って働くのも。
父に対しても、昼間は工場夜は屋台。
子供のことがどうでもいいなら、作らないで。
あっ、ストレス発散にいるよね。
母が、真っ赤なネイルに肌も顕な姿で仕事に行く。
いつの間にか、母に変わっていた。
私は部屋の中では、もしもの世界を作っていた。
家族で、手を繋いで遊園地とか。
笑顔で、頭を撫ぜてもらうとか。
夢の世界にいた。
ずっと空想ばかりしていた。
愛された事なんて、親からの愛情なんて知らない。
親は殴るしかない。
薄らと覚えているのは、親子で1回外食したくらい。
ずっと、幸せとは、師について行く。
その手の本が山のようにあった。
私は人間も怖いが、宗教も怖い。
理性を失い、周りが見えなくなって力で支配しようとする人。
幼心に、狂っていると。
毎日人が集まって激論。
そして、
帰ったら家庭暴力
寝たい
私の願い
寝る前に空想して幸せになりたい
シンシン降り積もる記憶の雪
私の襞の柔らかい所を破壊する。
幼心に思ったのは、どうやったら死ねますか?
って考えていた。
弱いのも認める
ただね
静かな空間にいたいだけなの
紙切れなんて知らないし
木の箱も知らない
本当に幸せになれるなら、私は笑い方を忘れたりしない。弟もいるけど、私は弟に対して今は語る事はない
よく分からないが、母に抱かれている弟を見て
嫉妬もなくて
不思議だなと
私の心はまた、シンシン降り積もる雪の中に埋まる
凍ってしまった
代わりに
偽善者の、心が半分外用凍らなかった心の1部と混じりあう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます