派手好きな悪役令嬢では破滅するので、地味に生きていくことにします。 木山楽斗
私は、恋愛シミュレーションゲーム『Magical stories』の悪役令嬢アルフィアに生まれ変わった。
彼女は、派手好きで高慢な公爵令嬢である。その性格故に、ゲームの主人公を虐めて、最終的には罪を暴かれ罰を受けるのが、彼女という人間だ。
当然のことながら、私はそんな悲惨な末路を迎えたくはない。
私は、ゲームの中でアルフィアが取った行動を取らなければ、そういう末路を迎えないのではないかと考えた。
だが、それを実行するには一つ問題がある。それは、私が『Magical stories』の一つのルートしかプレイしていないということだ。
そのため、アルフィアがどういう行動を取って、罰を受けることになるのか、完全に理解している訳ではなかった。プレイしていたルートはわかるが、それ以外はよくわからない。それが、私の今の状態だったのだ。
だが、ただ一つわかっていることはあった。それは、アルフィアの性格だ。
彼女は、派手好きで高慢な公爵令嬢である。それならば、彼女のような性格にならなければいいのではないだろうか。
そう考えた私は、地味に謙虚に生きていくことにした。そうすることで、悲惨な末路が避けられると思ったからだ。
※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。…続きを読む
目次
完結済 全132話
更新
- 1.鏡に映る自分は
- 2.悪役令嬢の境遇
- 3.攻略対象の婚約者
- 4.ゲームの舞台
- 5.探しているのは
- 6.彼女のうわさ
- 7.時間ぎりぎりで
- 8.苛烈な生徒会長
- 9.新入生代表は
- 10.教室に来て
- 11.ゲームの主人公
- 12.寮の自室にて
- 13.意外な質問
- 14.妙な反応
- 15.生徒会長の弟
- 16.とあるイベント
- 17.彼女を知る者
- 18.二人の事情
- 19.彼女の予想
- 20.その手を取るべきか
- 21.魔力の測定
- 22.膨大な魔力
- 23.信じられないこと
- 24.虚しき勝利
- 25.落ち込む彼は
- 26.彼の事情は
- 27.凡人からすると
- 28.校舎内の異変
- 29.不完全な安全
- 30.迷宮の解明
- 31.迷宮から抜けるには
- 32.犯人らしき人物
- 33.意識なき者
- 34.彼女にあったこと
- 35.事件の犯人は
- 36.事情を話しても
- 37.魔法を使える場所
- 38.もう一つの疑問
- 39.生徒会長の見解
- 40.一日の疲れ
- 41.珍しい表情
- 42.姉の存在
- 43.二つの世界
- 44.同じ状態
- 45.魂の行方
- 46.疑惑の人物
- 47.足りない魔力
- 48.一つの可能性
- 49.体育館での決戦
- 50.全ての黒幕
- 51.黒幕の正体
- 52.助っ人達
- 53.魔女との決着
- 54.目覚めし令嬢
- 55.全てを話す前に
- 56.取り憑かれた少女
- 57.魂の在り処
- 58.悪役令嬢の裏側
- 59.不可解な存在
- 60.事件の真実
- 61.消えない可能性
- 62.婚約者との対話
- 63.仲が良いかは
- 64.研究室の魂
- 65.魔女の研究
- 66.古い資料
- 67.治療の結果
- 68.さらに昔の
- 69.取り戻せたもの
- 70.得られた成果
- 71.在るべき場所へ
- 72.気まずい空気
- 73.空気を変えるもの
- 74.各々の主張
- 75.揺るがぬ決意
- 76.優しき人達
- 77.敬意を表して
- 78.最後に
- 79.同じ道を歩んだ者として
- 80.戻って来たもの
- 81.もう一度
- 82.時間の流れ
- 83.私の名前
- 84.資料の人物
- 85.見知ったクラス
- 86.新しい自室にて
- 87.訪ねて来た人は
- 88.目覚めてからは
- 89.強くなるためには
- 90.同じ決意を
- 91.苦い経験
- 92.兄弟の思い
- 93.学ぶ姿勢
- 94.基礎訓練から
- 95.疲労した時
- 96.寂しいのなら
- 97.混ざる認識
- 98.届いた手紙
- 99.正しい形
- 100.割り切れないこと
- 101.頼みたいこと
- 102.重い空気
- 103.怖い視線
- 104.それぞれの口調
- 105.対等ではない関係
- 106.存在する差
- 107.対等な関係
- 108.迂闊な質問
- 109.冷めた熱
- 110.揺れる思い
- 111.聞いていないのは
- 112.二つの世界の繋がり
- 113.集りの成果は
- 114.悪い知らせ
- 115.無謀な戦い
- 116.大きな物音
- 117.力を合わせて
- 118.暗黒の魔女再び
- 119.危機からの脱出
- 120.三人の弟子
- 121.三位一体の魔法
- 122.密かな特技
- 123.操られてきた者達
- 124.奇妙な行動
- 125.圧倒的な魔力
- 126.蘇りし夫
- 127.蘇りの真実
- 128.決まっていた敗北
- 129.戦いの終わり
- 130.例え悲しくても
- 131.再びの別れ
- 132.世界を渡り
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