3. 紫色と黄色の少女
「ここが私の家だよ!」
俺は今、今日来た転校生に誘われ、転校生の家の前まで来ていた。
「家は全然普通なんだな」
「もちろん、だって私達は虹から生まれただけでほかはただの人間と同じだからね!」
いいや生まれたとこだけでだいぶ違うと思うぞ。
「ただいま、って姉ちゃんそいつ誰だよ」
紫色の髪をした少女が俺のことを睨んでる。
俺、なんかやったかな。
「おかえり
誰だと思う、って初対面だぞわかるわけない。
「誰だ?なんつーかあんまパッとしねぇ感じだな」
「はじめまして、俺は
紫音という子はなぜか俺の自己紹介を聞いて驚いた表情をしていた。そのまま橙香に近寄りこしょこしょばなしをはじめた。
めっちゃ気になる。俺を見てから話す内容。
なんだろうか、できれば俺にとってプラスのことがいいな。
「立ち話もなんだし、家に上がってよ」
「え、姉ちゃんこんなやつ家に入れんのか!?」
「ほかの子にも会わせたいしね」
どうして橙香はこんなに俺を家族に会わせたいのか。
「おじゃましま…」
「ええ!!お姉ちゃん! 紫音! 誰この子! もしかしてお姉ちゃんの彼氏さん!? こっち来て初日ですごいね!!」
なんだなんだなんだ。すごい足音が近ずいてきたと思ったら2階から猛ダッシュで俺達の方にきたぞ。
黄色の髪にツインテールの少女。テンションがとにかく高い子のようだ
「あ、どうもおじゃまします。黒崎架です。」
驚いてなぜか敬語になってしまった。
「咲黄、こいつはただの姉ちゃんのクラスメイトだ」
「そうなんだ! てっきり彼氏かと思ってたよ! ってあれこの子ってもしかして……」
「そう、そのもしかしてだよ」
紫音、咲黄、橙香が続けて話してる中俺は1人置いてきぼりにされていた。
それにしてももしかしてってなんだ?俺のことを知ってるのか?こんななんの見所もない平均的な男子高校生をか?
「あ、ごめんね架くん、今更だけど紹介するね。」
さすが橙香、気配りがとてもうまい!
「この子は紫音、すこし大人びてる感じだけどこれでも一番下の子なの」
ほうほう。てっきり咲黄って子が一番下かと思っていたぞ。
「この子は咲黄、テンションが高くて子供っぽいけどこの子三女なの」
いやまじか。七女と三女、咲黄が橙香をお姉ちゃんって言ってるから橙香が二女か長女だな。
「誰ですかその方は」
またひとり来たようだ。青い髪、水色と言うべきか、手元には本を抱えている。
橙香、紫音、咲黄と3人に会っているがまだあの子合わせて4人と会うのか。
美少女揃い。この俺が耐えられるだろうか…
─────────────────
あとがき
3話も読んでくださりありがとうございます。
高橋です。今回登場人物が新しく2人増えたのですが、どうでしたか?誰が喋ってるかわかりやすくできてましたか?是非アドバイスなどもくださると光栄です。
─キャラクター詳細─
水美紫音
紫色の髪、ショートヘア。
性格はクールだけど口悪い。
水美家の七女。
水美咲黄
黄色の髪、ツインテール。
性格は元気でとにかくテンションが高い。
これでも水美家の三女。
俺のラブコメは七色の巨大な虹から始まった 高橋ペンギン @tomo2525t
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