無垢な魂が紡ぐ狂おしい幻想美。

狂気という母胎の中にこそ美は孕んでいる。歪んだ風が吹いたとき、穢れなき二人の魂は、穢れのない世界へと旅立つ。これは無垢な魂を内包する異才の作者が紡ぐ壮絶で狂おしい幻想美である。