緑のたぬきが食べたくてたまらなくなる。でも、食べないでおこうかな、とも思う。なぜなら、胸がいっぱいになるから……。「あの頃」を知っている方にぜひ読んでいただきたい作品です。
オリジナルをぼちぼち書いています。ジャンルは模索中です。 いろんな方の作品に触れられて幸せだなあ、と実感する今日この頃。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(221文字)
大切だから、大好きだからと、いつもいつも触れていることが、必ずしもその“宝物”を守ることにはならない。あの時のまま、そっとしておく。だからこそ守られる“宝物”もある。惨状の中でこそ、そこから…続きを読む
食べ物の美味しさって、その時どんな状況だったかが大きく影響しますよね。このたぬきもそうでした。そして特別になる食べ物は、やっぱり生半可に食べられるものではない「特別」でした。緑のたぬきは大事…続きを読む
あの時のことを、忘れたくないから。無情な現実に打ちのめされても、過酷でも、そこで折れるわけにはいかない、前に進まないと行けない時、何が原動力になるのか。一つは、やっぱり食べること。そして食…続きを読む
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