誰も、貴方を見捨てたわけじゃない

どうしてこんなことに……。
あいつが、あの時、自分が。
後悔ばかり浮かんでは、肩に重くのしかかる。
遂には塞ぎ込み、殻に閉じこもる。
でも、そんな貴方だって世界は手放さない。
誰も、貴方を見捨てたわけじゃない。


絶望の淵に立たされた人間の溢れ出る憎悪と後悔、諦観と希望。
それらのひとつひとつが、短い文章の中で丁寧に描かれています。
もし、これが自分だったら。あるいは、大切な人だったら。
と、読み終わった後にふと考えました。
この作品に込められたメッセージは、多くの人の胸に響くことでしょう。