許されない恋。その先にあるものは。

アルベリクとアドリーヌ。
殺し屋を家業とする二人が出会った。
時が経つにつれて二人の間に感情が生まれたが、運命はそれを許すまじと追い詰めてゆく。
まるでその場に居るかのようなリアルな息づかいを感じることが出来る作品です。こんな作品好きですね。
男性視点と女性視点の二つの視点で丁寧に描かれる、殺し屋同士の切ない恋。
心情の描き方が緻密で、最後の余韻が後を引く。
最後の最後まで続く緊迫感がとても良かったです。