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  • 第13話  聖夜への応援コメント

    昔の健気な自分の姿が重なりました。保育士をしていたときです。クリスマスイブに冷たいアパートに帰りたくなくて、タクシーを捕まえて、朝まで貸切の贅沢をしました。横浜港の夜景を窓から眺めて、ようやく五時頃帰宅。贅沢なよい気分になれました。

    作者からの返信

    風景はわが友なり。横浜港の夜景とは、ロマンチックですね。人は時につれないこともあるけれど、風景はどんな景色でも裏切らない。一眼レフで撮影するとき、狙った被写体よりも背景を日頃から大事にしています。

  • 第12話  マリ・クレールへの応援コメント

    163歳の私は星空を希望します。マリークレールの長財布よりも、今は過ぎし時をなかった事にしたいので、暖かい寝袋を用意していただければ、翌日の背中の痛みを差し引いても寒々としたコバルトブルーを観たい。

    作者からの返信

    163歳とは、お若いですね。1300年前の奈良時代に武将たちを描いた歴史小説をいつか書物にしたいものです。芥川賞作家にでもなれば、まんざら夢でもないかもしれませんが、私も年老いて150年間も何をしてきたのやら … 。

  • 第10話  土橋への応援コメント

    風情があって素敵な夏の情景です。過ぎし昔の思い出に、さめざめと泣く女性の心情を背景とともにコントラストを付けて描き出すのには、相当な年季が必要でしょう。ブラボー

    作者からの返信

    コメントを頂きまして誠にありがとうございます。相当な年季と言われて、確かに百年は超えてしまったかもしれません。もうすぐ150歳を迎えます。

    金沢市街に流れる二つの大きな河川、犀川と浅野川、その浅野川上流のほとりにあった古い木造建ての印刷工場の二階に、昔一年ほど住み込み暮らしをしていました。まるで大正時代の面影を残した風情があって、川にかかった土橋をよく散歩したものです。遠くには白山の稜線も見えていました。金沢にはたくさんの思い出をいただきました。会社から香林坊で歓迎会をしてもらい、汁椀を啜ろうとしたら、透明で小さな白魚がピョンピョン跳ねてるじゃありませんか。「おどり食い」とかいうそうで、北陸地方の珍味に正直おどろきました。口の中でピョコピョコまだ跳ねているのですから、飲み込むにも勇気が要りました。

  • 第9話  うなぎへの応援コメント

    サンローランさんのペルシャネコ、やがてはご婦人に似てくるかも知れません。子猫だから、鰻に魅せられたんだわ。おかしい、そのうち、ツーンと背筋反らせるに違いない。

  • 第8話  湖月への応援コメント


    みやびかに ちりばめいづる みずの月
    琵琶湖の満月、日本語は美しいですね。
    ひたひた鳴くは 恋のきしみか
    もう切なさが琵琶湖の水のように満杯です。夜の水辺はそれでなくても怖いのに。

    作者からの返信

    コメント誠にありがとうございます。京都で暮らしていた頃、エレベーター・エスカレーターの仕事でよく滋賀に来ていました。滋賀刑務所の厨房にも料理運搬用の昇降機があり、点検などしていました。優等生の囚人たちが大鍋を使って料理をします。最終的に刑務所の所長が先に毒見をします。「きょうも旨い!」って話してました。石山寺や三井寺も好きで、琵琶湖大橋を渡ったところで、自販機のカップヌードルを食べるのが先輩との習慣にもなりました。その先輩も30代半ばで荷物用エレベーターの点検中に事故死してしまいました。妻子を残して亡くなってしまいました。

    琵琶湖や琵琶湖周辺にはいろんな思い出が残っています。楽しかったことも悲しかったことも、琵琶湖の月はいつしかノスタルジーの象徴になっていたのでしょうね。キレイな満月が琵琶湖に映っていると、湖西線の電車は程よい区間で車内の照明を消しては、乗客に美しい満月が映し出されているのを心優しくアナウンスしてくれてました。今はどうか判りません。昔の体験をお話ししました。

  • 第7話  花への応援コメント

    花ちゃん、またよしおの言う通りにするって痛いなあ、自分に従う生き方ができれば、正くありなん。

    作者からの返信

    コメントいつもありがとうございます。短編小説『花』は、SNSの誹謗中傷で昨年自殺してしまった女子プロレスラー、木村花さん(享年22歳)を追悼するために書いた小説です。柊芳雄はもちろん架空の人物で、すでにバイク事故で亡くなっていて天国にいました。そこへ突然ある日、花が天国にやって来たものだから、芳雄はすぐに昔の幼馴染で恋人だった花を見つけ、説教しました。自分のことより死に急いだ花を叱ったのです。下界のプロレス興行「スターダム」で頑張っている花をいつも天国から応援して見守っていたのに、こんなに早く天国にやって来た花が可哀そうで仕方がなかったのです。角島灯台を舞台に、プロレスが好きな私なりの哀悼を込めたのですが … 。

  • おや、濡羽色はカラスだったのかしら、人間界の食べ物の味を知ってしまった。冥界の食べ物を口にすれば帰れなくなるとは知ったこと。クリスマスの煌びやかなイルミネーションは世の中の生きとし生けるものを魅了する。

    作者からの返信

    カラスの寿三郎一家は人間の食べ物にますます味を占めるようになりました。山奥のねぐらから近くの町に出没しては、夕暮れにはみんな帰宅します。鳥の世界では、人間のクリスマス・ツリーをどのように見てるんでしょうねえ。

  • 第14話  エクレアへの応援コメント

    神様か龍神様か、エクレアがお好きとはなんともほのぼの暖かいです。

    作者からの返信

    いつもコメントをいただき、ありがとうございます。
    カラスの家族を書いてみました。

  • 第11話  錆びた虫への応援コメント

    アメンボ玉虫
    ナナフシ変

  • 第6話  姫萩への応援コメント

    ん、ふっふ、若い魂はテストしたがる。

  • 第5話  青木ヶ原への応援コメント

    青木ヶ原、西湖で仲間たちと毎年キャンプをした。戻れない日々。

  • 第3話  岬の蜂への応援コメント

    さりげない時の流れにため息が漏れます。

    作者からの返信

    コメントをいただき誠にありがとうございます。時を止めたいのに、どんな日々も過ぎてしまいます。

  • 第2話  篝火への応援コメント

    いつか美術館で観た『炎舞い』と言う美しい日本画を思い出しました。背景に炎が見えて美しい作品ですね。

    作者からの返信

    短編を読んでいただき誠にありがとうございます。どうやって返信すればいいのかわからず、きょう初めて手探りのなか、書き込んでいます。「篝火」は京都在住の頃の思い出を小さな小説にしてみました。厳しい現実との葛藤があれこれよみがえってしまいます。背景に炎が見えて美しい作品に昇華できてるなんて、思いも寄らぬお言葉をいただき、本当にありがとうございます。駒子の会話には、谷崎潤一郎の『少将滋幹の母』の文体に少し影響があったかもしれません。何十年も前に読んだ作品ですけれども。