ロマン

 言語感覚の独特な作風で、星の配置を意識した世界が、主人公の周囲で動く問題を、まるで、あぶっていくように、浮き彫りになっていく架空世界の心情が、ドラマの進行とともに、スリルに展開されて、ロマンの中に、この世界の社会問題を取り扱うリアルを綴ろうとする手法に、面白さを感じました。主人公たちは、当たり前の日常を、架空感の中で、銃を向ける敵に、ある個人的な正義か世界のためか、それは、きっと主人公の胸の内にあるのだろう心の問題なのか、考えさせられました。

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