第7話



一日目は何も無かった。二日目は盗賊団に襲われた。


「金のものは出せ」


みんな出していた。


「お前もだぞ」


「持ってないのか?」


「そんなことは無いけど」


「女系はこっちに」


娘たちが連れていかれたからちょっと吹き飛ばすことにした。


「僕の嫁たちに手を出す意味理解してるかな?」


「この状況でよく大口叩けるな。そのエルフか?」


おしりを思いっきり叩いた。


「痛い」


「それほど消されたいだな」


魔法を発動した。範囲は気配探知で敵の範囲は分かっている。それの大きさに指定をして魔法を発動した。その範囲にいる敵を凍りつかせる魔法である。相手が全て凍りついた。


「ミレナ、大丈夫?」


「うん。それにしてもこれだけの規模の魔法を無詠唱とはなね」


「言っておくけど、詠唱は元々必要ないだよ」


「そうなの?」


「そうだよ」


ボスを数人捕まえた。闇拘束魔法で拘束した。


「クソ。解放しろ」


「精神魔法か、効かないな」


「嘘だろ。なんで俺の魅力が効かない」


「いいや。効かんわ。ミレナの魅力なら俺効いちゃうかもしれない」


「おかしなこと言ってないで」


「それもそうだな」


次の街まで連れていった。事情を説明した。理解してくれて引き取ってくれた。


あれ以来ミレナが僕から離れようとしなくなった。絶対に体を押し付けている。


「離れて」


「やだ」


「なんで?」


「だって、あんな事がにどこ起きて欲しくないもん」


「お母さん、意外に甘えん坊なんだね」


「そうだよ。だったこれまで甘える相手がいなかったからね」


「そうなんだ」


娘は肩車をしている。すごく高い船に乗って次の街まで移動している。商会をやっている人と出会った。


「気になったのですが、左腕の多分、エルフさんはどうしてそうなったんですか?」


「これに乗る前の事件からこうなっています」


「そうですか。到着する街でグミーナ商会の長をしています。よろしくお願いいたします」


「そうだね。どうしてこれを僕に?」


「何かのお役に立ててればと思いまして」


「それはありがたいです」


「何かあったら頼ってね」


「はい。どうも」


船をおりて街に降り立った。

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エルフともに いずみ @kaoii

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