第6話
次の日朝ごはんと弁当を作った。それから式に出るレベルの服に着替えた。送りはミレナに頼んだ。少し遅れてでた。入口で、
「すいません関係者以外は」
「理事長にあいたいんだけど」
「え〜と。だから親ですか?」
「そいう訳では無い」
「なら尚更帰りなさい」
「お断りします」
「それはこっちだ」
「入れてあげなさい」
高等部の先生だった。多分、理事長辺りから聞いているのだろ。
「済まない」
「いえ、子供の気持ちはわかりますから」
「そうか」
別れたあと星型の証明書をさげた。理事長室に行った。
「お客様です」
「入れてちょうだい」
「し連れします」
「なんの用かしら?」
「座ってから話しましょう」
「ええ」
椅子に座った。飲み物を出す準備をしていたから、
「そいうのいらないので」
「そうです簡単なことしか。それで」
「よくも娘をやってくれたな」
「娘とはココナといえば分かるか?」
「ココナちゃんね。ああ」
「理解したか」
「それで」
「公爵家だからさからえない?ふざけんなよ。それでも守るのが神官を持つ人の責任だろ。それに小さい子が悪いことしたら叱るのが教師の仕事だろ。それがこの学校では全く出来ていない。それどころかお金を貰ってもみ消してる、証拠とか言うだろ」
机の上に数枚の紙を投げた。
「なんで」
「今はどうでもいい。これを貰ったから黙ってる。それでも神官を持つものやることか?その場合だと公爵家も同じみたいなものだがな。貴族関係なく見るのが神官の使命であり、仕事ではないのか?これでも神官の権利を持っている。だから言わせて貰う。この学校は終わってる。お金さえばあればなんでも許されると思っている奴が多い。これは学校、神官にあってはならない」
「しかし」
「私立だからお金も必要?それなら毎月足り分のお金は王家から支給されているそれをお前の趣味に使ってるから足りないだろ。それはこの部屋が証明している。それに君の銀行はとんでもない金額が入っているね。これで逃走するつもりだったかな?」
「何故それを」
「それだけ、詳しく調べたからね」
「なんで」
「なんでって、お前らが何もしないから自殺未遂までしたんだぞ。それで逃走を許すつもりはない。もちろん正式な請求方法で神聖神殿経由で請求する。あそこは神による公平な判断が降り、やった分、自分悪さの分の罰が下る覚悟しろ。もちろんこの学校も対象だからな。あ、教師全員だから。では失礼する」
「氷漬け、幻よ、我に力を、イクション」
魔法式を簡単に荒らした。自爆した。
「その程度か」
爆発を受けて色んな人が駆けつけた。それをほって神聖神殿に行き、証拠を全て出した。あと判断に任せることにした。ココナは安全である。今日は学校ではなくお店の方にいるから。何かあったとしても二人がいる。店長の方は投げナイフに関して天才である。ミスったことは二回しかない。二回とも僕だけど。だから安心だ。ミレナが居る家には関係者以外立ち入ることができない結界が貼ってある。魔王レベルでないと壊れないくらい強力な結界である。
警備員に囲まれて王様ところに連れていかれた。そこに理事長がいたからすぐに理解出来た。星型の証明書をしまっていたから捕まった。振り払うことも出来たけど、面倒だから捕まった。一番ムカついたのが元パーティーメンバーの王様の妻が笑っていたことだ。攻撃してやろうかと持ったけどやめておいた。
「王様、この人のせいで怪我をしました。私は傷害罪を自重する」
「あっそ。レイ?」
「魔法を撃とうとしたから式を荒らしただけ」
「そうか。自爆ってことだな」
「それに、こいつお前が学校経営のために渡している金を使って趣味に使っているぞ」
「嘘だろ」
「部屋調べてごらん」
「余計なこと言うな」
蹴飛ばされた。二人にイラつき、限界を超えた。しっかり張っていた何かの紐が切れた。
「氷桜」
氷で作った花びらが舞った。辺り低温症になった。
「よくも蹴りやがって」
「これ解いてくれない。俺の状態異常でもムズいから」
「仕方ないな」
指を鳴らして解除した。
さすが」
「君の奥様に後でお仕置な」
「もしかしてあれやるの?」
「あれ以外にあるの?」
「ないです」
そのあと神聖神殿からの通達があるまで監禁となった。庭に出て奥様に木の剣を持たせて土ゴレームを用意して戦わせた。二時間というすごくハード。
「王様、助けないですか?」
「あれな、助けるとあれ以上に酷くなるからやらない方がいいだ」
「なぜ?」
「それなら実体験です。少し前に女の子を助けに入って反対にボロボロにされたもんな」
「ああ。二度と逆らわないと思った」
「それはいい事だ」
「あれ、二時間だよね」
「基準は、もっと増やす」
「辞めて」
「そんなにやりたいのか、ならさらにゴブリンもつけてあげる」
土でゴブリンを作り戦闘に参加せた。
「さらにハードになった」
「そうか?あれにワイバーン五体追加しても足りないと思うけどな」
「お前の基準がおかしいだよ」
「そうか?」
「そうだよ」
「王様」
「なんだ?」
「東方向の警備隊よりワイバーンが五体向かっています」
「レイ、呼んでないな」
「もしかして数日前の仮を返しに来たか?」
「はぁ、何をした?」
「人体実験。ワイバーンに聖剣を飲ませたらどうなるか」
「俺の聖剣を飲ませたのか?」
「もちろん。それ以外にある?」
「警備隊は?」
「少し前眠ってもらってね」
「この国のいぇは行けない部類だな」
「仕方ない。一緒に戦うか」
「すこし待て。一緒って」
「戦うよな?」
「武器ないぞ」
「ちょうどいいものが」
落ちている木の枝を拾った。
「これで戦えって、お前は鬼か」
「仕方ないな。俺が片付けるから怒らせて」
「ふざけんな。囮にするな」
「チィ。今日やけに頭が回るな」
「さっきに氷のせいだよ」
「そうか」
「そろそろこれ解除してほしいのだけど」
「仕方ないな」
解除してあげた。
「やっと終わった。聖剣食べらせたらどうなった?」
「溶けた」
「確認したのか?」
「お腹を切らせてもらってね。安心して直したから」
「いや、そこは問題じゃない。俺の聖剣」
「これか?」
溶けた聖剣を出した。
「マジだ」
「ふざけんな」
「いいじゃん。こんな剣くらい」
「神から貰ったものだぞ」
「ほら」
「これは?」
「数日前に精霊神から貰ってきた」
「え」
「神から貰ったからいいよな」
「待って。壊しておいてそれは」
「めんどくさいな」
「本当よ。えっちの時は脱がすから服を着ろとか、順番があるからとか言って」
「大変だな」
「そっちは?」
「特にないぞ。たまに襲われたりはするが」
「そうですか」
「なんか盛り上がってる」
ここにいた関係者以外の人間が思ったことであった。ワイバーンがちょうど来てくれた。
「そっちから来るとはね」
剣を出して首からさばいた。
「わあああ」
「死んでる」
「聖心、倒していいのかな」
「いいと思いますよ。必要な場合はいってください」
「要らん」
「そうですね」
「【闇秦の翼】」
首元を正確に捉えて一発で仕留める。誰の援護もうけずに五体の空の悪魔とよばれているものを倒した。降りてからナイフを出してお腹に入れて魔石を出して血抜きをして神聖魔法で肉を食べられるものにした。全て行った。
「終わった」
「お疲れ様」
「魔石と二体貰っていいか?」
「どうぞ」
「待って俺の許可は?」
「何もしてないじゃないですか」
「そうだが」
「なら口を出さないでください」
「待て待て、どうして」
「貰いますね」
異空間収納にしまった。
「では失礼します」
「なんか見たことがない王様を見た」
「そうですね」
「王様」
「なんですか?」
「これどうします?食べられないと思います」
「大丈夫よ。神聖魔法で魔素が全てなくされているから」
「そうなんですか?」
「それに氷魔法でコーティングまで施してあるからそんなに簡単に腐らないわ」
「あいつもさすだが。お前も相変わらずだな」
「そうかしら?」
「そうだよ」
「これを簡単に見ただけど見抜けるものはそんなにいない」
家に帰った。帰るとミレナが優しく迎えてくれた。
「おかえり。どう?」
「終わったよ。多分、数日休みになると思うよ」
「そっか。お疲れ様」
「うん」
「なにかと戦った?」
「どうして?」
「少し血の香りがするから」
「さすがだね」
「やっぱり」
「ワイバーンとな」
「え。戦ったの?」
「戦ったぞ。五体と」
「一人で?」
「もちろん」
「怖いよ。なんで倒せるのよ」
「分かってるだろ。それだけの存在なのは」
「それもそっか」
「分かってくれた」
「うん」
「考えてみれば当然な事だった」
「そうだろ」
「でも無理はしないでよ」
「ああ。済まない」
「これからは許さないからね」
「なんでよ」
「だってこれからレイ命は一人のものじゃないだよ。私のことは嫌い?」
「いや、好きだけど?」
「なら分かってよ」
「それもそうだな」
「分かってくれた?」
「ああ」
「なら良かった」
それからココナを向かいに行き、ご飯を作って、食べてお風呂に入ってねた。それだけそれだけ疲れていたのだろ。学校から休みにと発表された。だからココナは働くことにした。僕は仕事があるので学校に向かった。スーツを着込んでいた。朝の会を行った。
「今日はみんなの最後の日です。今日は皆さんの高校最後の日だと考えてください。それと同時にこれからの生活のスタートだと思ってくださいね。でもこれからが一番大変です。それだからこそ楽しんでください」
その後卒業式を行った。大半が泣いていた。こっちはやっと終わったと思っていた。それから職員室のもの片付けた。感謝とかされる前に帰った。学校に行き、ココナの学校を解約した。それから家に戻った。
「おかえり」
「ああ」
「それで何あったの?」
「どうしてそう思う?」
「だってそんな感じがするから」
「なんかやり切った感じだったから」
「そっか」
それからココナを向かいに行った。それから数週間だった。軍に呼ばれた。全く成長が見られないから教えてくれと言われた。仕方ないから行くことにした。普通に入った。練習をしていた。
「お疲れ様です」
「おう」
「それにしても来るとは思いませんでした」
「そうか?」
「だっていつもは断るじゃないですか」
「そうですね。だっていつもはこっちに居ないからね」
「そうですか」
「今日はどっちですか?」
「魔導士の方」
「分かった」
歩いていくとこっちに魔法が飛んできた。
「危ない」
「どいてな」
ストック魔法が発動して結界が張られて守られた。普段から五個くらいは結界のストックがある。何から狙われるか分からないから。だからストックがある。それもこれは自分の魔法が発動と同時にキャンセルされて魔法が自分に当たることがない。
「危ない」
「すいません」
「でも俺の最強魔法がどうして簡単に消されてしまう」
「この人知らないの?」
「その人誰ですか?」
「知らないか」
「はい」
魔導士がたくさんいた。魔法練習を止めた。
「今日はビッグゲストに来てもらいました。レイさんです」
「レイさん?」
「紹介に預かりました。レイと言います」
「質問いいですか?」
「いいよ。何かな?」
「それほど強いんですか?私たち以上に?」
「強いですよ」
「それをどうやって証明するんですか?」
「統括団長、戦わせればいいだよ」
「いいのか?」
「構わない。それで証明出来るな」
「分かった。誰が戦う?」
「俺様がやりましょう」
「この人強いの?」
「この中で一番強い」
「やろうか」
「はい」
「みんな退こうか」
『はい』
退いたのを確認して始めることにした。
「そちらからどうぞ」
「いいのか?」
「はい」
「炎獄握で、燃えさかれ、俺の力になれ」
大量の炎出て玉になり、大量に飛んできた。
「失せろ」
僕の後ろから大量の水が出て全て消化した。
「嘘だろ。俺のやつを適当詠唱で消しやがった。適当詠唱は威力が出ないはず、なんで俺より強いんだよ」
「反撃していいかな」
「こいや」
「行け」
氷の矢を大量に出して全て飛ばした。それでボロボロになった。
「嘘だろ。なんだよのさ」
「お前が勝てる相手じゃない」
「統括団長、この人何者なんですか?」
「それは秘密だよ」
「そうですか」
その後、魔力の上手く練る方法や魔法スピードの向上の仕方を教えた。それが僕にできることである。終わったから帰った。今日はこれから理事長と養護教員と食事がある。家に一旦帰ってミレナを向かいに行った。
「私もいいの?」
「いいよ。文句は言わないよ」
「そっか」
連れていき、例の店に行った。
「いらっしゃい」
「おう」
「今日は仕事してきたの?」
「国の魔導士の相手を少しな」
「大変だったな」
「ああ。すごく弱い」
「そうだろうな。私らが強すぎるんだよ」
「そうだよ」
「でもお前が教えに動くとはな」
「なんだよ。その意外みたいな反応は」
「そうだろ。毎回めんどくせいとかいってやらないから」
「今日は私が家から追い出したから」
「あら、ミレナちゃんも来ていたの?」
「ダメか?」
「全然。だからか」
「そうだよ。追い出されて仕方なく」
「ミレナちゃんに弱いとはね」
「うるせ」
「照れてる」
「どうぞ」
ココナが働いていた。
「どうしてこいつの育てさせたらこんないい子になるんだか」
「そんなこと言わないでください」
「いいこだね」
「ありがとうございます」
「いいのよ」
「そうなの?」
「ココナちゃん。これ運んで」
「はーい」
運びに戻った。
「とても失礼なこと言うな」
「ごめんなさい」
「ああ」
「それにしてもこれからどうするの?」
「これからは、エルフの森に行こうかと思ってる」
「でも簡単に入れないと思うよ」
「それはどうにかするから気にするな」
「レイならどうにかするよな」
「その言い方からすると僕ならなんでもできるって言い方だな」
「そうだろ。なんでも出来るだろ」
「そんなことない」
「神じゃあないの?」
「じゃあないぞ」
「普通の人間か」
「そうだよ。悪いか?」
「悪くないけど」
「けど、なんだよ」
「何でもかんでもやってるからな」
「それはあるけど」
「たまに剣とか作ったりしているから」
「それはあるけどさ」
それからちょっとした雑談をした。それから家に帰った。普段通りにした。それからお店に休みを申請した。隣町に出ている馬車に乗った。
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