明日は今日より酷くても生きる

本当にタイトル通りの展開です。
進むのも留まるのも後退するのも絶望と死。
板子一枚下は地獄の通り、油断すれば死ぬ。判断を違えれば死ぬ。
なにより厄介なのは死んだ人間ではなく同じ生きた人間。
法の秩序も国の庇護も壊れれば、タガが外れた様に獣として安寧と資源を貪り、ただ非難する人間の負の面。
生きているからこそ互いに協力し合おうとする人の正の面。
生きる欲望に綺麗も汚いもない。
人間とて所詮は、考える獣の一種。
人の形をした獣か、獣の形をした人か……さて、その生き物の本質はどちらか、ぜひ読んでお楽しみください。