恋と苦悩、血と涙……幕末の混乱の中で揺れ動く新選組隊士の恋物語。

幕末の京を舞台に、新選組隊士・藤堂平助の恋と苦悩を描いた物語です。

島原の遊女・名都と出会い、立場や運命に翻弄されながらも惹かれていく平助。

しかし歴史の荒波に揉まれる新選組隊士としての彼の苦悩は、止まることを知らず……。

この作品は、戦乱の中でも人を思いやる平助の姿と、彼が直面する厳しい仕事や責任、それによる恋の葛藤を鮮烈に描きだしています。

また細やかな情景描写により、幕末の空気感が見事に表現されているのもこの作品の魅力です。

立てられた茶の香りや、焼き餅の匂いまで漂ってくるようです。

大切な人たちを守るため、自己犠牲を重ねる平助さんの恋路にきっと心を動かされるでしょう。

幕末の恋の物語、ぜひ皆様お読みくださいませ!
おススメです!

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