このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（247文字）

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（241文字）

突然家に小鬼が現れたら、どんな気持ちになるだろうか。それが広い家ではなく、狭くて隙間や木造の骨格から常にピシピシ家鳴りがするようなアパートなら。
常に気だるそうな主人公の俺は、普通の人が見えない存在を普通に見ることができる。
それもあってか、初めてみる鬼を怖がるどころか、取引込みできちんと受け入れている。
しかも、小鬼たちは主人公を助けてくれる。なんて素敵な共存関係なんでしょうか。
まるで大人向けの絵本を覗くかのような、ユーモラスで楽しい物語です。
ぜひ一度、お読みください。