選ぶなら私も…

かなり質量の重い情景を描いているのに、重すぎず軽すぎず、その塩梅が素晴らしいです。
一見ヘビーなテーマですが、えぐみがなくまた読み返してしまうほど。
一言では表せない混沌とした感情が、自分の手汗に重なり染み込んでくるようでした。

ついこの間のこと、
「どっちの道に行こうかな…ヨシ、今日は右から」と、本当に本当にね、無意識に選んだんですよ。
その瞬間、この作品を思い出しドキッ…


そんな日常にそっと寄り添う作品です。

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