第63話 あとがき

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。


初の長編小説として、未熟さ、そして不足している分はたくさんあると思いますが、それでもこれを読んでくださった皆さんに感謝しかありません。


彼と彼女の物語を読んで、いかがでしょうか?ぜひ、ご感想を教えてください。


一か月で書き上げたこの小説は、いくつかの人の実体験(私も含めて)に基づいたものです。もちろん、当事者たちのプライバシーを守るために、設定や展開とかはいろいろ変わりました。


どうしてこういう話を書きたいという理由は、やっぱりいろんな人の社内恋愛を見てきて、自分も体験したからだと思います。実らなかった恋と幸せな結末を迎えた恋って、いったいどこが違うでしょうか?それで、思わず書きたくなりました。


そして、自分にとっても、この小説は昔の恋を幕を閉じたの象徴でもあります。


これから、小説の内容をもっと理解できるように、いくつかのことについて説明したいと思います。


*なぜこの小説にキャラクターの名前がないですか?

彼と彼女はこの物語の主人公であるため、あくまでも二人のことに集中させたいので、あえてキャラクターの名前を省いた。それと、この二人のストーリーは複数の人の実体験に基づいたもので、誰が読んでも自分の物語のように感じられるため、わざと名前を付けなかった。


*物語の結末は元々悲恋で終わるつもりだったですか?

主人公の二人はハッピーエンドではないことを最初から決めていたのは、現実の結果に沿う形にしたかったからです。だけど、もと前向きな感じで終わらせたいと思って、彼と彼女はそれぞれの幸せを見つけたことにしました。


*最後のターニングポイントは予想外だけど、どうしてそうなったですか?

最初から、客観的な描写と当事者二人の視点でこの物語を書いていました。この目的は同じものを経験した当事者でも違う感じがするというずれを表現したかった。

テレビ作家というキャラクターを最後に加える目的は、第三者からこの二人の恋話を聞いてきたか人は、どういうふうに思われるかを読者に見せたかったです。これは最初から計画したサプライズです。


*彼と彼女はどうしてダメになった一番の理由は何だと思いますか?

英語でこういう言葉があります、「meeting the right person at the right time」。和訳は「適切なタイミングで適切な人と出会う」。この二人の状況にピッタリだと思います。

お互いに惹かれるところがあったけど、この二人は考え方と価値観は最初から合致してないので、だからいつも同じ問題をめぐって喧嘩をしました。タイミング的にも、一人はすぐ結婚してもいいという心境なのに、もう一人はまだまだ結婚をしたくないという考えです。

だから、後半でこういうメッセージを強調したかったです。二人は次の恋人と、かなり短いの交際期間を経て結婚までたどり着いたことから見て、要するに二人の問題はやっぱり「人」と「タイミング」でした。もっと違うタイミングで付き合ったら、そして二人はお互いに接する形と態度が違ったら、別の結末を迎えられるじゃないかと思います。


*社内恋愛についてどう思いますか?

社内恋愛実体は悪いものじゃないと思います。だって、私は何人もの幸せなカップルを見てきました。だけど、必ずうまく行けるという条件はないと思います。大卒すぐ同僚とできちゃった婚した人たちは、10年以上経ってもいまだに幸せで、アラフォーのカップルは交際一年足らずに結婚した人もいました。みんなの事情や状況は別々なので、社内恋愛の必勝法なんてないと思います。

逆に、あまりにも悲惨な別れをした人々も見ました。そのせいで、周りの同僚に気を遣わせられて、なるべく別れた二人を同じところにいないように苦労をした。

恋愛実体はある意味難しいことですので、周りの好奇心や無心な噂話で当事者に負担をかけることも多いです。例えば、当事者二人はただ同じ空間にいることで、変な噂が広まったら余計にストレスになります。

だから、個人的には、社内恋愛は問題ないでも、やっぱりその関係は安定するまで、公表しない方がいいと思います。他人の目を気にすることは大変だから、特に同じ部署の同僚や上司と部下の場合。


*タイトルの意味を説明してください。

皆にとって、恋愛関係の中に特別扱いをされたいと思うのは一緒だと思います。だけど、その基準はそれぞれで、相手の対応は自分が求める「特別」は違ったら、お互いにストレスを与えるじゃないかと思います。

この物語で言うと、彼は彼女を自分のことを一番優先したかったが、彼女は恋愛だけに集中したくないで、それに仕事に夢中することが目立ちます。別にこれはいけないことじゃないだけど、二人の期待と現実がずれたら、不満が生じます。逆に彼女の場合は、自分が求めるのは彼氏が異性と適切な距離を置くことだけど、彼はそれを問題とは思えないから、彼女の要望はただの言いかかりとして扱いしました。

だから、あなたの「特別」は私の「特別」ではないというメッセージを込められたタイトルです。


もし他に質問があれば、コメントで聞いてください。


最後に、もう一度皆さんに感謝を申し上げます。そして、まだまだ新しい小説を書くつもりなので、これからもよろしくお願いいたします。

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