イージーでもハードでも無い

教養はあるが、高い専門的な工学医学知見は無く、持った時代を先取りした概念と正史知識が主武装という、そんな読み手の延長線上に居そうな主人公です。

ほぼ答えを知っているから決してハードでは無いが、プロセス全てを知らない為にイージーでも無い。そのギャップを人を差配して間接的に成し遂げていくところが素敵な小説です。