後書き

 完結して早々にここで言うのはあれですが、皆様に1つここで補足があります!


 天使ちゃんの能力について本編で触れよう触れようとしていたのに、全く触れられずに終わってしまったのでここで補足します。ユツキ君の持っていた生死に関する“絶対”の魔法は、実は天使ちゃんの能力だったんです!! 補足終了!!!


 さて、毎度後書きになると何をかけばいい物か困るのですが……。


 とりあえず、何も考えずに書いていきたいと思います。


 この話ですが、75話あたりで完結する比較的短い長編(?)が書きたいな、という前提の元、その辺りで終わる様な話で組み立てていった話になります。元々は小説家になろう様の方で投稿させていただいていたのですが、せっかくカクヨムを始めたことだしラブコメだけ上げるのもなんか味気ないな……ということで転載させていただきました。


 さて、急に難しいお話になりますがこの話にはキチンとしたテーマが存在しています。それは、『環境を変えろ』と『自由にやれ』です。どういうことか全く分からないと思うので、説明していきたいと思います。


 この話の主人公である二宮ユツキ君は、家族から虐待を受け学校ではいじめられ、社会の中で居場所のない人間でした。


 カクヨムでも連載していた『中卒探索者』の主人公であるハヤト君は社会から切り捨てられた人間ですが、こちらのユツキ君は社会の中にありながら、切り捨てられた人間だったのです。


 だから、この話はそう言った人たちへの励まし……というと少し上からになってしまいますが、そういう感情が詰まっています。


 人の世界、とくに子供にとっての世界とはひどく小さい物です。


 ですが、その世界から逃げたところで死にはしないのです。じゃあ、そこで辛い目にあうよりも逃げ出した方が良いじゃないですか。親に嫌われても、学校でいじめられても、そこで耐える必要なんて無いのです。逃げだしてしまえば良いのです。


 日本では『逃げ』が悪として扱われる風潮があります。耐えることが美徳とされていますが、あれは美徳でも何でもないです。辛い思いをしている人間が、同じように辛い思いを他人に味あわせたいだけです。だから、辛いことがあれば逃げたって良いんです。それで潰れてしまうよりも、逃げる方がはるかにマシじゃないですか。


 だからこそのこのテーマなのです。


 では、これにして終わらせていただきます。

 最後までご愛読していただき、本当にありがとうございました。

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無双の隠形~チートスキル【創造魔法】を”奪われた”俺は気配を消すスキルで復讐する~ シクラメン @cyclamen048

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