第18話 屋島・源平合戦

  赤丸桔平はなんとしてもネオジオンの問題を解決しましょうと言う。マリンライナーの電車が高松駅に停車すると、純平は勿論だと答えた。京香が高松の街並みを見て感想を漏らすと、早速うどんを食べたいなと思っていた純平である。

「それもいいけれど、まずは記念写真撮らない?」

 サンポートの建物の中でヤドンを背景に記念写真を撮る。そして高松駅のスターバックスの中で作戦会議をするのであった。ブラックコーヒーを手にした3人は、1か所に固まって、話しをするのである。

「それで赤丸さん、屋島には行った事がありますか。自分は足とテクノロジーで稼ぎたいタイプなので、申し上げたいのですが」

 探偵業として初心者の純平は、屋島について語った。京香は外の景色を見て落ち着いていた。

「純平、何で屋島なのよ。さっきまでうどんだってはしゃいでいたじゃない。屋島って観光気分にでもなった訳かしら?」

 純平は気取っての話しを続ける。ここで屋島の屋島寺にヒントがあると予測していた純平であるが、京香と赤丸桔平は一体何のことかわからない。赤丸桔平は四国88か所巡りをした事があるそうで、その画像をネットに上げていた。それだけなら何のヒントになるのかわからない京香であるが、純平は動画の話を持ち上げたのである。

「赤丸桔平さん、あなたは源平合戦に詳しいそうですね。四国88箇所巡りをしたのも、それが影響していると思うのですがいかがですか?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

横山純平の殺人事件(屋島の源平合戦編) ディスカバリーkkopan @kkopan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ