次世代魔王候補は、自分探しをやめたくない

自分が誰なのか全くわからない状態で、死後の世界にぽつんと召喚された男。

彼は胡散臭い、猫の姿をした神様の助言を受けつつも、異世界へと転生する。
異世界へと送り出される直前、男はこんな言葉を受けた。

『魔王、目指してみない？』
と。

自らの記憶を取り戻すべく、そして二度目の人生をエンジョイすべく、彼は様々な経験を積みながらも奮闘する。

大切な人を見つけ、守りたいものを手に入れ、続いてほしい平穏を手にする男であったが………

魔王になるためには、自分の力はまだまだ届かなくて＿＿＿＿＿


◇◇◇


これは、幸せを手に入れながらも夢を叶えんとする、《傲慢な男》の物語。

こんな話もあっていいじゃないか。
たまに立ち止まったり、寄り道したりしても、それも人生なんだからいいじゃないか。

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