第39話
結局。
避妊せずに事に及んだから。
めでたくおめでたになった。
俺の部屋には避妊具などなく。
マヒロのやつも持ってきてなかった。
この約2ヶ月後。
俺はマヒロと籍を入れることになるのだが。
世間は大人気アイドルの引退と妊娠と結婚で
大騒ぎになった。
一人目は女の子で。
名前は「ヒロミ」。
マヒロのやつは、今、現在は専業主婦だ。
ヒロミの夜泣きに付き合わされて
かなり大変な筈。疲れてる筈だった。
ある日の夕飯にて。
「おまえさ、アイドルに未練はないの??」
「もっと、続けてたらよかったんじゃ...」
マヒロの抜けたアイドルグループの歌番組を見ながらマヒロに思い切って尋ねた。
センターポジだったマヒロが抜けて。
違う子がセンターを張ってた。
これは俺の主観だが。
どことなくだが、物足りない印象...。
俺と一緒になって、子育てして、
本当に幸せなのか...??
「別に?私は今、ヒロミとシンジがそばにいて、一緒にご飯食べてるときが
一番幸せを感じるもの!」
マヒロの奴は。
滅茶苦茶可愛い顔して笑ってみせた。
以下は俺の何気ない独り言。
「今でも尚、健在なスーパーアイドル、ヒロの超強力アイドルスマイル...」
「え、なに?」
「あ、いや、なんでもない...」
俺は充分過ぎるほど幸せだけど。
どうやら、マヒロも。幸せみたいです!!
(安心しました!)
「大人になったら結婚しようね」非モテで冴えない陰キャの俺とそんな約束をして転校して行った幼馴染 →同窓会で再会したら国民的アイドルになっていた件。汗汗汗汗 雲川はるさめ @yukibounokeitai
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