第38話

「いや、守る...守るけど...!

アイドルやめるの早くない??全盛期だよ、

全盛期にやめるって勿体なくない??」


「んー、私的には未練はないわ。

だってさ、顔に、傷もついちゃったし。

やめどきかな、って。

あ、でも別に生きてたから、ま、いっかって

思ってる。シンジと結婚できて、、、

それで幸せに暮らせたら、、

そうね、、子供は四人はほしいかな?」


「四人も!?」


「できたら、だけど?

最低、二人はほしいな、、健康で元気な男の子と女の子、、」


「おいおい、話がはええな...」


「早速...。既成事実、作っちゃう!?」


彼女はにっこりと微笑み。


それ、アイドルスマイルって言う破壊力抜群なやつを俺にお見舞いして、

バスタオルをはらりと床に落とした。


ああー。


俺の理性が、、、


今をもって。


ガラガラと音を立てて。


崩壊していくのが分かった。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る