長くなくて読みやすいです。それでアルアルと共感できます。
主人公はひたすら、玉川上水緑道を歩く。歩き続けるうちに思い返すのは、少年時代の思い出、職場でのストレス、コロナ禍の圧迫感…いつしか小金井公園を通過して小平近辺へ。歩きながら通り過ぎて行く風景と、適度…続きを読む
この作品は主人公が玉川上水緑道を歩くお話です。展開自体はそれだけ。にも関わらず、あっという間に読み終えてしまうほどひき込まれる作品です。もちろんただ歩くだけではなく、主人公の色々な葛藤が歩きながら…続きを読む
革の財布ひとつ持って、西東京の遊歩道をぶらぶらと歩いていく。ただそれだけのお話ですが、読んでいくと今の世相を反映した切なさがにじんできます。決して「俺が、俺がっ」と言うような声高な主張ではなく、…続きを読む
この物語……物語と言っていいのかどうかすら分からない日常の「場面」には、日常を覆すような圧倒的な出来事や、全てを覆す救いのようなものは何もありません。僕は「無いな」と思いました。しかし、だからこそ…続きを読む
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