忠言はいつも届かない

捨て身になるのは、武士の本懐。
カッコいいかもしれません。
ですがそれにより、何が守られるのか自分自身に問わないと。
言ってしまえば、見栄なのか。世間体を気にしてなのか。
力なき者への献身なのか。
邪心はそこにはないのか、と。

誰に何を言われても、どう思われても戦禍に飛び込む。
頼母の生き様が人の心を動かすのは、
そういう覚悟があったからかもしれません。