第86話 僕のスキルが歩(ふ)だった件【オマケ】

 僕の名前はユウジ・シャンマーと言います。ご先祖様はゴルバード王国を救った英雄で、サンマ・トウジと言います。僕はトウジの妻の一人、サヤの系列に連なる者です。

 そして、もう一人の妻マコトの系列に連なる家系がセェンマー家です。


 僕は2年前に自分のスキルを無の男神オノミ様の神殿で教えて貰いました。僕のスキルはというらしいです。

 一体どんなスキルなのかはまだ分からないのですが、ご先祖様がこの世界にもたらしたゲームの将棋の駒に最弱のという駒がある為に、なんの役にも立たないクズスキルだろうと、父上に言われました……


 でも、将棋でいつも父上をコテンパンにやっつけていた母上は、


「ユウジ、が無いと王将おうしょうは直ぐに囲まれて詰んでしまうの。だから、貴方のスキルもきっと素晴らしいスキルの筈よ」


 と1年前に病で亡くなるまでそう言ってくれてました。


 そして、12歳になった今、僕は父上から追放を宣言されて、家を追い出されました。


 でも、僕はくじけません。僕の心の中には今でも母上の言葉があります。そして、ご先祖様はあの偉大なサンマ・トウジです。

 

 僕は冒険者ギルドの前で、コレからの自分を見ていて下さいと天国の母上やご先祖様にお願いしました。必ず、自分の手の届く範囲の人たちを守れるような大人になりますと、誓いながら僕は冒険者ギルドの扉をくぐりました。今、僕の冒険が始まります!!




 

 (作者より)

 

 未だに読んで下さる読者様、本当に有難うございます。

m(_ _)m


 遊び心で少しオマケを付けてみました。いつか、形(小説)にするかも……? 知れません。期待はせずにお待ちいただけたらと思います。(笑)



 

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俺のスキルが【無】だった件 しょうわな人 @Chou03

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