第12話 復活ッ!!!

侑ちゃん達のおかげで色々スッキリできた。


その後、あの大会は準決勝まで勝ち進みベスト4で終わった。






毎日楽しい日々が続き、学年が変わった。



新しいクラスはサッカー部が7人もいた。


まさか侑ちゃんとルナとも同じクラスとは、、

部活も自分たちの代になり

楽しい学校生活が始まりそうだ~!!!!



楽しいことだけではないのが学校生活

地獄の定期テストの時期がやってきた



学校のルールで赤点2つ以上を取ると大会に出られない


そしてサッカー部には赤点ギリギリのやつらが数名いる


そのため、毎回学年順位1桁(晩年2位)の私が

コイツらに勉強を教えることになった



部活の後、数名でフードコートへ行き教えていたが

特に赤点ギリギリの奴が約2名、ルナと如月だ。



コイツら赤点常習犯のくせに余裕だな、、


それに比べて侑ちゃんはギリギリでもないくせに(別に点数は良くはない)


「朝ちょっと早く来て勉強教えて~!」


と謎の提案をしてくるくらいには頑張っていた



テストまでの間、私は侑ちゃんと朝勉することになった。



たまたまそれを見た如月に


「お前、あいつと2人で朝勉強してんの?」


と聞かれた


あ~!そうだよ!教えてって言われた~


と応えると


「ずるくね???俺には??」と言うので


お前も来ればいいじゃん赤点常習犯~と言い


気づいたら3人の勉強会になっていた。




それを見たクラスの人達は


「あんたら本当仲良いな~」

「アオ、私にも教えてよ~」

「あの二人イケメンだわ」


とか何とか言っていた



コイツらモテるんだよな~


そう、サッカー部のヤツら、異様にモテる



顔、はまあ良いかもしれない顔は(ココ大事)



侑ちゃんは

イケメンだけど、自分で何も出来ない男だからダメ


如月は

優しいけど超絶八方美人で色んな女の子誑かしてるからダメ(偏見)


自信を持ってオススメできるの2人くらいしかいないんだよ、、




「コイツらみたいな人とは絶対に付き合いたくない」



私とルナは常にそう思っている


一緒に過ごす時間が長ければ見えてくる嫌なところ

友達として過ごすには十分いいヤツらで面白い


彼氏にするには、、無理だ



部活のメンバーと恋バナをした際には


A「○○ちゃんからさ~言い寄られてるんだよね」

B「え、まじ?あいつ可愛くないじゃん」

A「それな、ナシだわ」


C「1年のあの子可愛くね?」

D「おれ、あの子にDMしたわ」

C「は?俺もしてるんだけどお前取るなよ~!」


こんな会話が繰り広げられ

毎回わたしとルナから蔑んだ目で見られるコイツら



携帯を預けられた際には

鳴り止まない通知と通知欄のありえないほどの数の女の子からのメッセージ


一体何人の女の子と連絡を取ってるんだろうか


うるせーから通知切れよ!と思いながら疑問に思っていた




とまあ、学校生活であまり見られない姿を見てきている私は


コイツらのどこがいいんだ という思いしかなかった。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

副作用 松山 理月 @rituuu_u

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ