トワイライト・リフレクト。
夕暮れと反響を意味するこの物語は、文化祭の最終日から始まります。
文化祭といえば、高校生活の中でも華やかな行事の一つ。
しかし、物語の中心となる二人の出会いは、文化祭の華々しさとは対極にある図書室でした。
文芸部に所属する極度な人見知りの少女、冬原 ゆずり。
文武両道で校内でも有名な同級生、久賀 伊弦。
クラスも違えば性格も知名度も違う。本来であれば関わり合うことがない二人の関係は、ゆずりが1冊の部誌を手渡したことがきっかけで始まります。
自身の小説も掲載されている部誌「さぼてん」
それを渡した後日、再び久賀伊弦と会ったゆずりは彼にこう告げられます。
「ファンになっちゃったんだ」
作者と読者の関係からゆっくりゆっくり歩み出す二人。
同じ文芸部員や幼馴染が雰囲気を明るく賑やかにしてくれますが、2人は仄暗い影を落とす部分もあり、どこか夕暮れを彷彿とさせる穏やかで優しい物語です。
二人の関係が一体どうなっていくのか、読んでみてください。