フィクションは最後まで

倒迷衰彩

F

「松尾芭蕉なら3回だ」


 そう言って、隣に座る彼女は笑った。




 平日の午前8時とはいえ、駅のホームにいるのは私と彼女だけだった。


 電車は一時間に一本しか来ない。8時の便は10分後にやってくる。それなのに、この場には通学中の私たちしかいなかった。


 地元の過疎化問題を感じるのはいつもこういう所からだ。


 しかし今日は、そんなことよりも彼女の一言が気になった。




「その数字の意味は、何?」


 シンプルな言葉で私は聞いた。




「……芭蕉の気持ちになればわかるよ」


 隣にいるのにかなり距離を感じる説明が返ってきた。


 いや、これは説明にもなっていない。疑問に疑問が付随しただけだ。




 彼女は、閉じたビニール傘の先を一定のテンポで地面に突き始める。そしてそこから落ちる露を楽しそうに見ている。


 高校生とは思えない程、真っすぐな目で、真剣に。


 私たちが座るベンチは少し錆び付いているのか、彼女が作るリズムに合わせて、微かに鈍い悲鳴を上げていた。


  決して心地が良いとは言えないビートを身体で感じ、定期発信される不快音を耳にしながら私は、「ひょっとして会話に飽きたのか?」と少しムッときてしまった。だから仕返しとばかりに、彼女よりも目線を遠い所に向けることにした。




 目線の先。小石が敷き詰められた線路の奥。その先の緑のネットフェンスの更に奥。


 ホームの外では、大雨が降っている。


 人間の全ての罪でも流さんばかりの強さだ。


 私たちも、家を出てここで合流するまでにその洗礼を受けた。


 でも父に黙って拝借した、やたら骨数の多い大きめの黒傘で雨に抗ったので、身体は濡れているけど、頭は対して濡れていない。私はまだちゃんと罪多めの「人間」だと思われる。




「伊能忠敬は多分、2回」


 彼女がまたなんか言ってきた。先程の言葉と同じく意味がわからない。もしかして傘差さずに来た? 


 私が、彼女が持つ人間的思考が雨で流されていないか心配してると、彼女は急に立ち上がった。そして傘を杖のように使いながら私の前をうろうろ往復しだす。




「どうしたの?」


 私の問いかけを彼女は無視する。


 どうしよう、急に傘を彼女に向けて開いて、ちょっとびちゃつかせるべきか?


 と性格の悪いことを考えていると、突然彼女は何かを閃いた顔を見せ足を止めた。そして口を開く。


「いや、違う、1回だ」




 いや、こっちはもう限界だ。




「ごめん、さっきから言ってることがわからないんだけど、その、もう少しちゃんと話してくれない?」


「えっ? 私そんなカタコトだった?」


 違う! 流暢な発音だから困ってんの!


「えっと、もっと言葉を噛み砕いて教えて! 松尾芭蕉は何が3回なの?」




「ぎっくり腰の数」




 私が投げたストレートボールを、変化球にして打ってきた。バッターが球種を変えた場合のルールは聞知らない。


「えっ……えっと……は?」


 何か言葉を返そうと精一杯絞り出した声は、吐息と殆ど変わらない代物だった。




「芭蕉はさ……」


 友達か


「芭蕉はめっちゃ歩いてたから、絶対3回は腰やってるはずなんだよ」


「……えっと、何個か言いたいことはあるんだけど、まず、歩き過ぎでぎっくり腰ってなるの? 膝とかアキレス腱を痛めるのならわかるんだけど」


「なるなる。知らないけどさ」


 いや絶対にそうはならない。重い物を変な体勢で持ったりするとなるんじゃないの? まぁこれも憶測だけどさ。私なったことないし。




「絶対やってるよ、いくら忍者とはいえ」


 その説信じてるタイプか


「そして伊能忠敬はさすがに1回かなって」


 なるほど、長距離歩行偉人をピックアップした結果、伊能忠敬が出てきたのね……




 いや待って。


 ぎっくり腰の件が腑に落ちていないのに何を納得してるんだ私は。




「ねぇ、全体的に話が飲み込めないんだけど、まずなんで今その話をしようと思ったの?」


「あー、なんでだっけ?」




 何から何まで不明瞭な話が展開していく。目線の先で降り続ける大雨と同じように、終わりの予測が付かない混沌の意識が心に広がる。


「いやもう、話のキッカケはどうでもいいや」


 私は彼女が降らすカオスから避難しようと、自分で聞いた疑問を無理矢理終わらせた。濡れた服がまだ乾いていないのに、心が溺れるのは避けたい。




 だから私は、伊能忠敬の方が歩数多いんだから、より腰をやってるだろうという疑問も流すことにした。




「あれ? でもこの場合、そらってどうなるのかな?」




 矢継ぎ早に彼女の疑問が違うステージに移行する。




「そらって、どのそら?」


 我ながらアホな聞き方をしたとは思うが、こう聞かざるを得ない程、彼女が指すそらの意味が分からなかった。


「そら、芭蕉の弟子」


「あ、曽良か」


 その曽良か。芭蕉と一緒に奥の細道を二人でランデブーしたっていう、あの曽良ね。正直漫画から得た知識しかないから詳しくは知らないけど。


「曽良も腰やってるはずなんだけど、何回か思い付かないな……」


 そんなもの適当な数字を考えれば終わる話なのに、彼女は真剣に悩んでいる。




 っていうか、いつの間にか、また彼女の雨に首を突っ込んでしまっていることに気づいた。ずぶ濡れだ。




 このあまりにも不毛な思考から気を反らさせる為、私は今日の放課後の寄り道先を提案しようと口を開いた。




「蟹に聞こう」




 彼女の突拍子もない発言によって、私の一声は遮られた。


 出口を失った言葉が胸の内でゆっくり溶けていく。


 それが完全に溶けきるまでに彼女が発した「蟹」について考えたが、私の頭では、一向にその答えに辿り着けなかった。


 私が辿り着けたのは、開けっ放しの口のまま固まる表情は、間抜けに見えてるかもしれないということだけだ。




 突然彼女は、私の隣に置いていた自分のスクールバッグを手に取った。


 そしてファスナーを開け、全ての中身をその場にぶちまけるように、バッグを逆さにした。




 中から大量の「蟹」が出てきた。




 直径5cmにも充たない沢蟹が次から次へと溢れ出てくる。


 あまりにも非日常的な光景に、私は目が離せなくなった。




 あっという間に、百匹以上の蟹が私たちの周りを囲んでしまった。


 彼女に聞きたいことが山ほど出てくる。


 まるでこの蟹みたいに溢れ出てくる。


 しかし結局、何から言葉にするべきか、まとめることができない。


 蟹の登場から私は、間抜けな顔を戻せないままでいる。




「真っ赤だね」




 そう言って彼女は、バッグを逆さの状態にして地面に置く。塞がれた入り口に生まれた僅かな隙間から、絶えず蟹は這い出てくる。


 彼女はそれを横目に、辺りを歩きだす。


 彼女が足を突き出す度に、その場にいる蟹が避ける。


 一歩、また一歩と、足の周りに綺麗な円が生まれる。


 まるで水面の上を歩いてるようにも見えたが、その色のせいか、神秘的とまでは思えなかった。






 やがて私の前に、彼女は立つ


 こちらに背中を向けて、遠くを眺めている。


 その周りを蠢くたくさんの蟹。


 ホームはもう真っ赤に埋め尽くされた。


 赤潮の海の上に佇んでいるようにも見えた。




「……蟹は、何を教えてくれるの?」




 恐る恐る聞く質問がこれでいいのか?


 とは思ったが、常識や摂理の根本に絡む質問は、もはや野暮だとも思ったので、これでいい。


 いやむしろ、これしかない。




「悪いこと」




 なんだそれは、的な答えが帰って来た。




 部活の不良先輩みたいな存在なの? クラブだけに?




「ごめん、ちょっと違った。正確には、良くないこと」




「何が違うの? 一緒じゃない?」




「違うよ、良くないことは、良いことではないけど、悪いこととは限らないもの」




 確かに。確かにそうだけど、その違いがわざわざ言い直さなければいけない程に離れていることかどうか判別がつかないので、彼女の言葉wo


完全に受け止めることはできない。




 そもそも良いことが何なのかわからないから、仕方ない




「良いことと悪いことの区別ぐらい人間だってわかるもの」




 彼女はそう言って振り向いた。


 なんとなく彼女の眼に寂しさを感じたけど、それは視界の下部に広がる赤色の刺激に色彩感覚が狂わされただけなのかもしれない。




「それ以外は人間にはわからないってこと?」




「そう。だってそれが出来ていたら……」




 そこで言い淀んだ彼女の真意を考えようとしたが、その言葉を発した直後の彼女の行動に目を奪われ、思考が止まってしまった。




 彼女は突然、手にしていた傘の先端を、地面目掛けて強く一突きした。


 それに刺されないように、真下の蟹達が避ける。


 しかしすぐに元の位置に戻るために動く。


 そして、その傘をゆっくりと登りだしたのだ。




 彼女の透明な傘が、徐々に赤く染められていく。


 その光景を見て、鳩尾なのかお腹なのかよくわからない部分が何故か痛くなった。




 彼女は再び、私に背中を向ける。


 そのままゆっくりと前に歩き出した。




 足元の蟹たちは道を空けるように避け出す。




 傘に纏わり付いた蟹も、決して彼女に触れることはない。




 蟹が彼女を拒んでいる、はずなのだけれど、




 不思議と彼女が蟹を拒んでいるようにも見えた。




「何回だと思う?」




 彼女は急に立ち止まり、背中で問いかけてきた。




「それは、曽良の話?」






「・・・・・・」






 沈黙だ。


 彼女は黙ってしまった。




 ここまで見ていた限りでは、彼女が蟹に何かを聞いた様子もなく、まして蟹が何か答えを提示した様子もない。




 雨音が少し強まった気がした。


 彼女はまだ黙っている。




「これ、どうするの?」




 なんだか情けない言葉で、私は問いかける。


 私は質問してばっかりだ。




 と、私たちは一瞬だけ光に包まれた。


 まるで世界全ての色が塗り替えられたような瞬間。


 その後に、轟音が空から響き出す。




 雷はいずれ来るだろうと思っていたけど、


 このタイミングは嫌だ。




 この光と雷鳴が、私たちの間で僅かに繋がっていた部分に明確なピリオドを打ってしまった。


 なんだかそんな気がした。






 彼女の顔は見えない。


 どんな表情をしているのか、もう分からない。




 彼女は蟹まみれの傘を、突然開いた。


 勢いよく満開に膨らんだ傘から、赤色が溢れることはなかった。




 紅に咲いた奇妙な華に、彼女は隠れた。


 そのまま、一言呟いた。




「痛いのに折れてないから、どうしようもないんだよね」




 意味深な言葉ということは分かったが、その深意を考える余裕はなかった。




 彼女が、線路へ向かって歩き出したのだ。




 それと同時に、聞き覚えのあるアナウンスがホームに流れる。




「「「白線の内側にお下がりください」」」




 ホームのあちこちに付いたスピーカーの声に身体が揺らされる。


 危険が近づいていることを教えてくれている。


 心臓が、アナウンスと同義の音を奏で出す。




 彼女は飛び降りる。


 直感がそう告げている。


 蟹じゃなくても解る。






 私は身体を乗り出して、彼女を捕らえるように必死に手を伸ばした。




 しかし、その手は空を切った。




 彼女との距離があまりにも遠すぎのだ。




 いつのまにこんなに離れてしまったのか。


 いや違う、初めから距離なんて開いていた。




 考えたい。考えたいけど、そんな余裕はない。


 彼女は真っすぐに進み続ける。




 彼女の動線を蟹が埋めていく。


 追いかける為に一歩踏み出そうとしたが、私の足を蟹が避ける気配がない。


 蟹と蟹の隙間を縫うように足を下ろしたが、次の一歩にすぐ迷ってしまう。




「極力踏みつぶしたくはないな」




 なんて少し考えてしまった。


 当たり前の思考のはずだけど、この状況でそれはノイズでしかない。


 こんなツイスターゲームをしているような一歩で追いつくわけがない。




 彼女を止める為に蟹を退ける。




 その命題の答えを今すぐ出さなきゃいけない。


 時間なんてない。




 遠くから線路が軋む高音が聞こえてくる。


 待って、本当に時間ないじゃんか。




 彼女はもうホームの端にたどり着こうとしている。


 身体を真っ赤な傘で隠して。




 ……傘。


 そうだ、傘だ。




 私は自分の傘を開いた。父に黙って持ってきた黒くて大きい傘だ。


 そして、自分のスクールバッグの両方の持ち手に其々の腕を通して背負う。




 準備ができた。




 傘を開いた状態で、前へ突き出す。


 そのままの向きで、少し腰を落として、地面に触れるようにセッティングする。




 私はそのまま走り出した。




 傘は除雪車のように次々と蟹を掃っていく。骨数の多い丈夫なのを持ってきてよかった。


 烏合の蟹の重さで変形する気配もない。




 蟹の重さはさほど無く、抵抗してくるものが空気しか感じられなかったので、スピードはそのままで走れている。いやむしろ徐々に加速出来ている気がする。




 電車の近づく音が増してきたので、負けじとこちらも大声を出す。


 その声に反応して、彼女がこちらを振り向く。


 よしきた、動きが止まった。




 その隙に私は一気に距離を詰める。




 手が届きそうなほど近づいた時、私は自分の傘を一気に後ろに放り投げた。


 そして、彼女の腰を目掛けて思いっきり捨て身のタックルを決める。




 あと一歩の前進で線路に自由落下出来る場所にいた私たちは、勢いよく空中へと投げ出された。




 私たちは間違いなく飛んでいた。


 そして間違いなく、滑らかな線を描いて落下もしていた。


 彼女が反射的に手放した傘から零れ落ちた蟹が、私たちと同じ軌道を遅れて赤く染めていく。




 真下は線路だ。


 このまま落ちてなるものか。




 彼女の腰に両腕を回していた私は、力任せに空中で腰を捻った。


 微かに作り出したその勢いで、彼女と私のポジションを少し入れ替えた。




 彼女を掴んだまま、私の背面が先頭で落下する。


 背負ったバッグがこれから来るものを吸収してくれることを信じてる。




 そう思ってから、あっという間だった。


 私たちは叩きつけられた。




 軽いとはいえ、人間一人を抱えながら小石が敷き詰められた地面に落下した私の身体には、信じられないほど強い衝撃と痛みが走った。


 声に鳴らない声が潰れて、喉から漏れる。


 そしてそれだけでは完全に発散しなかったエネルギーが私たちを転がす。


 彼女を抱きかかえたまま、私は奥にあったネットフェンスに身体をぶつけて、何とか止まる。


直後、私たちの真横に電車が停車した。




 よかった。


 線路を無事に飛び越えることができたのだ。




 一秒前を一秒前と感じられる未来を無事に生きていられる事実を本来噛みしめるべきなんだけど、身体の内側も外側も全部痛くてそれどころじゃなかった。


 っていうか、呼吸が苦しい。思うように息ができない。


 予定通り背中のバッグがある程度の衝撃を吸収してくれたけど、身体の至る所を擦りむいてる。だいぶ転がったもん。全然痛い。すごい痛い。




 ホームの方が騒がしいけど、電車が邪魔で何も見えないし。




 というか呼吸がしんどい。酸素ボンベ転がってない?




「……なんで」


 同じように身体がボロボロになっている彼女がゆっくり口を開いた。




「……なんで、ホームの方に引き寄せなかったの?」


 命を続けさせた理由を聞かれると思ったのに、


 やり方を追及されるとは思わなかった。


 不満か? まぁ、不満か。




「えっと……間に合わない気がしたから……私、腕の力に自信ないし……」


 そう、もし私が近づいた瞬間に彼女が線路へ飛び込んでも、それを引っ張りあげることはできないんだろうなと思ったのだ。だったら線路よりも奥へ突き飛ばしてしまえば助けられるんじゃないかと。




「足には自信があったってこと?」


「……いや、ウェイト」


「……あぁ」


 あぁ、ってなんだよ、命がけのジョークだよ、笑ってよ。






 息も絶え絶え二人して、吸って吐いてを繰り返す。




 横たわったまま二人して、延々肺を酷使する。




 少しずつ落ち着いてきた呼吸と同時に、身体のどの辺りが悲鳴を上げているのか鮮明になってきた。アドレナリンが落ち着いてきたのだろう。




 ホームか電車から大人たちが助けに来てくれるかと思っていたけど、なかなかやってこない。というか、私たちに本当に気づいているの怪しい。


 先ほどの騒がしさもホームの方から聞こえなくなってしまった。




 もうこれは仕方ないと思ったので、私はゆっくりと立ち上がろうとした。




 が、しかし、私の身体にこれまで感じた痛みを超える激痛が走った。 


 具体的に言えば、腰。腰から来る痛みだこれ。


 追い痛みってルールに違反してないの? 知らない?




 私は、再びその場に倒れこむ。


 彼女は、その様子を見て、少し不思議そうな顔している。




「1回」


 私は彼女にそう告げた。




「……えっと、何が?」


 彼女は言葉を返す。




「私の、ぎっくり腰になった数」


 その言葉によって彼女は、ちゃんと私に何が起きたか理解した。




「あー、それは良くないことだね」


「いや悪いことだよ……これは……最悪」 


 ねぇ、これ、どう立ち上がればいい?




 というか、雨やばい。


 落ちた時からずっと私たちは濡れている。


 こちら側に屋根なんてあるはずがないから当然だけど、これはやばいって、溺れる。


 ってか、寒い。風邪ひく。やばい。


 彼女の傘も近くに見当たらないし。




 せっかく助かったのに死にそうだ。お互いにやばい。


 駅員さんの一人や二人さっさと来てほしい




 電車が全く動かないから、ホームの様子がまるでわからない。


 あの蟹がどうなったのかも全然わからない。


 どうせなら全部消えていてほしい。


 なんなら今すぐ晴れてほしい。


 そして腰もすぐに治ってほしい。




 ご都合主義的な展開がここからとんとん拍子で発生してほしいけど、


 現実はままならない。




 私たちはひたすら雨に打たれている。


 そして腰はサイレンを鳴らし続けている。




 ままならない。


 晴れない。しんどい。早く終わってほしい。




「良くないことばっかだね、わかる」


 念の為、蟹が消えてしまうように、


 私は呟いた。

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