最期まで辿り着いた人だけが真実を知る。
- ★★★ Excellent!!!
それは何処か重たい空気の現代ドラマのように始まった。
人の心が絡み合い、もつれ合い、真実が見えないまま、それぞれの人の感情のままに流されるように進んでいく。
あなたは誰かを愛していますか?
その愛は嘘をついていませんか?
そんな問い掛けを読むごとに問いかけられているように。
読者は主人公の目線で、居なくなった夫の人生の影を追っていく。
人の感情がとても怖いと。
最期に問い掛けを。
あなたは流されるままに、この嘘から目を逸らしますか?
それとも……、それは……。