最期まで辿り着いた人だけが真実を知る。

それは何処か重たい空気の現代ドラマのように始まった。

人の心が絡み合い、もつれ合い、真実が見えないまま、それぞれの人の感情のままに流されるように進んでいく。

あなたは誰かを愛していますか?
その愛は嘘をついていませんか?

そんな問い掛けを読むごとに問いかけられているように。
読者は主人公の目線で、居なくなった夫の人生の影を追っていく。

人の感情がとても怖いと。

最期に問い掛けを。
あなたは流されるままに、この嘘から目を逸らしますか?
それとも……、それは……。

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