さながら光台高等学校文芸部事件簿で、ここからが物語の始まりなのだ、そんな気にさせられました。会話のベースは実在の言い回しを元にしているのだろうと感じるだけに、少しリアルさもあります。次第に緊張を増していく話の中、どう解決していくのかと思ったラストは……。少し切なく、そしてこれからも事件があるのかもしれないし、ないのかもしれない。ああ、まだ彼女の高校生活というか文芸部生活は始まったばかりなのだと。そう思わせてもらいました。面白かったです。