概要
【12/21本編完結!】先輩、今日もお疲れのご様子ですね?
気が付くと彼女はするりと僕の生活に潜り込んでいた。
ある医薬品メーカーの研究所で働く僕は、生来、人に頼るという行為が苦手な質だった。しかし、そんな僕をあざ笑うかのように、会議に実験、雑用と、日々の業務は降ってわく。それら全てを、独りで抱え込むというやり方でなんとか処理してきた五年間だったが、その代償に僕は、自覚のない心身の疲労を蓄積していたようだ。ある日、たまたまパントリーで一緒になっただけの、年下の女の子に、普段なら友人にも見せない弱い部分を少しだけ晒してしまう。その日を境に、本質的には一人で回していたはずの僕の日常で、彼女の担う役割が加速度的に大きくなってしまって――。
会社で生じる様々なトラブルを解決しながら、時には彼女に頼り、時には彼女に頼られながら、いつしか二人は互いを信頼し合
ある医薬品メーカーの研究所で働く僕は、生来、人に頼るという行為が苦手な質だった。しかし、そんな僕をあざ笑うかのように、会議に実験、雑用と、日々の業務は降ってわく。それら全てを、独りで抱え込むというやり方でなんとか処理してきた五年間だったが、その代償に僕は、自覚のない心身の疲労を蓄積していたようだ。ある日、たまたまパントリーで一緒になっただけの、年下の女の子に、普段なら友人にも見せない弱い部分を少しだけ晒してしまう。その日を境に、本質的には一人で回していたはずの僕の日常で、彼女の担う役割が加速度的に大きくなってしまって――。
会社で生じる様々なトラブルを解決しながら、時には彼女に頼り、時には彼女に頼られながら、いつしか二人は互いを信頼し合
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!年下のお姉さんは好きですか?
医薬品メーカーで働く秋葉君と、部署は違うけど後輩、百井さんとの物語。
ワーカーホリック気味で、会社のトラブルに巻き込まれて、貧乏くじを引いてしまう秋葉君。でも困った時、しんどい時、ちょっと擦り切れそうな時、いつも百井さんがいる。
そんな一年間かけての物語。
レビュー執筆時、まだ5月。百井さんの、後輩なのに包み込むようなお姉さんっぷりに遠慮が有る秋葉君。これからこの二人が、どう変化していくのか楽しみで仕方ない。
もっともっと、たくさんの方に読んでもらいたい。
社会人の方は特に
「こういうクセのあるヤツいるよね」と共感すること間違いなし。
うちの職場にも、百井さん、いませんか?(笑)