通勤、通学時間に感じられる高校時代の甘酸っぱさとほろ苦さ

陸上部の梶良平は、怪我で大会を断念する。
傷心の梶を癒したのはユーフォニュームの柔らかな音色と、それを吹くことに喜びを見出す橋本文香。
同じクラスだがそれまで接点のなかった二人が徐々に互いを知っていく。

その過程が戸惑いや気遣いも含め丁寧に描写され、高校時代の淡い思い出にに読者を引き戻してくれます。

最初は話数の多さに圧倒されましたが、1話あたりの文字数が少なく、多分通勤通学時間のスマホで読むのにちょうどいい長さです。

少し疲れたときに是非お読み下さい。